今日は5月5日、子供の日ですね。
私はもう子供ではないし、
子供を産んだ経験もないですが、
子供の日にあやかって、カレンダー通りに
お休みをいただいております。
子供の日の由来
子供の日と言われてすぐに思い浮かぶのは
こいのぼりではないでしょうか。
兜を飾ったり
ちまきや柏餅を食べたり、しょうぶ湯に入ったりもしますよね。
上の写真は我が家に飾ってある『兜』です。
そもそも、子供の日は節句の一つです。
節句とは、江戸川幕府が季節の変わり目
を祝いの日としたことから始まりました。
季節の変わり目って気温の変化があったりして
体調にも影響がありますよね。
健康を祝うとともに、
これからも健康でありますように、
という意味を込めてお祝いの日となりました。
5月5日は端午の節句のわけですが、
午と5は同じ読みをすることから
奈良時代以降、5月5日は端午の節句になりました。
こいのぼりや兜を飾ったり、
しょうぶ湯に入る風習は、
江戸時代に入ってからです。
江戸時代から、それまで優勢だった
貴族社会から武家社会へと変わりました。
武士にとっては、
鎧や兜は自分を守る大切な道具でした。
また、しょうぶ湯に入る風習は
武士道を重んじる尚武(しょうぶ)と
発音が同じだから。
風習って、その時代の勢力によって
生まれることがわかりますね。
子供を産まない女
私は子供を産んだことがないし、
これからも産むことはありません。
年齢を考えると、
もう出産は出来ませんので。
時々、50歳や60歳になっても
子供は産めるので産んで!
まだまだこれから出産できるし、
頑張って相手見つけて出産して!
と言ってくる女性がいます。
独身の私を励まそうとか、
そのような意味はなく、
単純に出産できると思っているところに
とても違和感を感じます。
というのも、
そのようなことを言ってくる
女性たちは、みなさん出産経験があるからです。
出産したことがある女性たちが、
平然と、高齢出産はできる
と思っていることにとても違和感を覚えるのです。
ええ、確かに、閉経後でも
子宮があって、卵をどこからか調達できれば
出産自体は可能です。
卵を調達するのは日本では禁じられているし
お金もかなり必要です。
庶民にはムリな話です。
もし仮にできたとして、
10ヶ月お腹で子供を育てて
出産することは現実的に考えても
かなり大変なことです。
なのに、平然と60歳になっても
出産できると主張する子持ち女性たちに
はいつも驚かされます。
ちょと前に、
ジャネット・ジャクソンが50歳で
第一子を出産したことも話題になりました。
その時、多くの人たちから、
50歳ですごいね!
との声がたくさんあり、
男性たちからも、すごいね!
と50歳で出産することの大変さを
語っている人たちもたくさんいました。
それが出産に対する
正常な考えだと思います。
独身女性や不妊治療をしている
人に対して、50歳でも60歳になっても
出産できるから、と当たり前のように
言わないようにして頂きたいものです。
出産経験のある女性が
そのような主張をすると、
男性のなかには、信用してしまう人もいますので。
子供を産まない女性は女失格なのか?
男性の中には、
子供を産まない女性は女ではない。
と言い張る人がいます。
最初知ったときはかなり驚きました。
ネット上での発言でしたが、
その発言に、賛同している男性たちが
いたことにもショックでした。
太宰治の著書、人間失格に
共感する人々がいることは「いるでしょうね。」
とは思っても、
女性失格に共感は出来かねます。
もしかしたら、出産経験のある
女性たちの中にも、女性失格を主張する
男性に同意する方もいるのかもしれませんが。
ですが、子供が欲しくても
授からないで不妊治療をしているカップルはいるし、
精神的にかなり落ち込んでいる女性もいます。
また、子供が欲しくても
相手になる男性の存在が必要です。
病気や体が原因で出産できない女性もいます。
色んな事情を抱えていて、
子供が欲しくてもできない女性がいるのです。
まあね、一部には、子供はいらない
と決めている女性もいます。
出産しない女性は女失格だと出張する
男性は、子供はいらない
と決めている女性たちに
向けられた言葉なのかもしれませんけどね。
そのようにかなりポジティブに捕えようとしても
出産しない女性は女失格だと
強気で出張されると、
出産したくてもそうできない女性たちがいる
ということも理解して欲しいと思うところです。
子供に恵まれない理由
私は子供の頃から子供が大好きだった
こともあって、大人になったら
結婚して子供を産み育てることを
楽しみにしていました。
ところが、子供どころか
結婚相手とすら出会っていません。
アラサーの頃、めちゃくちゃ悩んで
占い師に相談したことがありました。
その時、言われたことです。
「あなたは、自分の子供を育てている時間はないの。
世界中の子供たちがあなたのことを待っている。」
私は、子供の頃から、
子供好きなことに加えて、
貧困で苦しんでいる子どもたちのことが
いつも気になっていました。
だからこのように言われた時
とても救われました。
この占い師さんの言葉が
当っているのか当たっていないのか
に関係なく、救われたのです。
それに、もし本当に子供を授かりたいと思ったら、
養子を迎えたり、支援をすることだってできます。
愛する男性と自分の血の繋がった子
を授かりたい気持ちもわかりますが、
それが叶わないのであれば
血の繋がりはなくても子供に恵まれる道だってあるわけです。
血の繋がりのない子供を
愛情をもってしっかりと育てることができたら
親としても人としてもすばらしい方だと思います。
まとめ
子供の日に、出産経験のない私が
子供について考えてみました。
出産しない女性は女失格
という主張はかなり前に
ネットで知ったのですが、
その言葉がずっと頭の片隅にありました。
出産したくてもできない女性の存在や
苦しみがあることを知って頂きたいです。