『夢の叶え方研究家』の夢ソムリエです。
ちょっと前に、「働き方改革の本当の目的は!?時代と共に人生が変わる」という記事を書きました。
その時に「ピラミッドの組織構造が崩壊してきている」とちょっとだけ触れたのですが、今回は、もう少し詳しく書くことにします。
縦社会はくだらない!とは言い切れない
「縦社会はくだらない!」
「縦社会は厳しい!」
「人間関係がつらい!」
と思われている方は多いです。
縦社会というと、ピラミッド組織構造ですよね。
頂点に一番権力を持つ人がいて、下にいくほど人数が多くなり、会社の組織でいうと、頂点は経営者、次に専務など、次に部長、課長、係長、平社員という構造になっています。
上下関係が厳しくトップダウンという関係になっていますよね。
特に日本社会は、学校から企業まで縦社会の構造になっていることがほとんどではないでしょうか。
私達はずっと縦社会で生きてきたわけですが、その縦社会が崩壊してきています、というかもう崩壊ですね。
縦社会に嫌気を感じている人にとっては、崩壊すると知ってよかった、と安堵するかもしれませんが、そうは言っていられないのです。
ですが、既に縦社会から離れて新しい社会へ移行している人達にとっては、今後もそれほどの変化を感じずに過ごすことができる可能性が大です。
縦社会の崩壊が起きているなんて思えない、と思われる方もいるかもしれません。
わかいりやすい現象をあげるとすると、女性雑誌の売り上げが落ちています。
そのため、グッズなどを付けてセットで販売していますよね。
今までは、雑誌でモデルや芸能人の着こなしを見て憧れ、商品が売れましたが、その後、読者モデルが登場し、今は売上が落ち、インスタから人気を集める一般女性が登場しています。
他では、アスリートやオリンピック選手達がパワハラを受けていたことや、自分の意見をはっきりと公に発言していますが、少し前までには考えられないことです。
ジャニーズを見てもピラミッド組織構造が崩壊していることが伺えます。
田原俊彦さんは以前よりもTVに出演されるようになりましたし、元SMAPから他の事務所へ移籍した3名は活躍を続けられています。
今までは、大きな力を持つ事務所から移籍や独立をすると、数年間は表舞台に立つことができませんでした。
わかりやすい現象をあげましたが、今、ピラミッド組織構造が崩壊しつつ、新しい世界へ突入している最中なのです。
新しい世界では、今までのような意識で生活することが難しくなります。だから、今から意識改革しておきましょう、ということです。
縦社会のメリット
縦社会は上下関係が厳しいですし、最近では、パワハラ、セクハラ、アカハラの問題で悩む人も多く、うつ病になる人も増えました。
だから横社会へ移行する、というわけではありません。
縦社会はネガティブな印象がありますが、戦後からの高度成長期にとっては良い仕組みでした。
トップダウンで指示を出すことで物を造ったりサービスをすることで生産性はあがり、便利な家電・サービスなどが市場に登場し、国民はそれらを手にいれようと働き、製品は売れ、給料もあがり、経済は発展してきました。
これは縦社会のメリットと言えるのではないでしょうか。
縦社会が崩壊するとどうなるのか?
縦社会が崩壊して横社会になると私たちの生活や生き方は激変していきます。
「働き方改革の本当の目的は!?時代と共に人生が変わる」でも書いたのですが、仕事をさせられているという意識がある方にとっては、厳しい時代になると思われます。
ピラミッド組織構造が崩壊すると、トップから指示がくるかわりに、自分で考えて動くことになるため、今まで上司からの指示でお金のために働いていた方にとってはとても厳しい職場環境になるわけです。
自分で考えて動き、他人も尊重し、個々人が精神的にも金銭的にも自立をし、それでいてみなが調和し合う社会、これが横社会です。
誰からに依存したり、指示を待っていたり、時間だけ仕事をすればお金がもらえたり、いい大学を卒業するといい企業に就職できて将来が安定するとか、そのような時代ではなくなるということです。
ですので、「縦社会がなくなって良かった!」とお気軽にとらえていてはいけないということです。
過剰な残業やパワハラなど、メディアで大きく取り上げられた事件がありました。
世の中の多くの人は被害を受けた方に同情し、その会社はブラック企業だ!と思ったことでしょう。
ですが、一方で、お店を経営している人、フリーランス、起業家などの一部では、自分達は24時間寝ずに仕事をする日もあるし、ブラックだ、パワハラだ、なんて言う相手もいない。という声もありました。
組織に勤めていると、「雇われている」という意識があるため、彼らとの仕事に対する意識に違いがあるのは当然です。
横社会になると、後者のような意識で働く人が増えてきますし、そうならないと生きていくのが難しい社会になると想像できます。
ですので、ピラミッド組織構造が崩壊している今、気がつきましょうよ、ということです。
横社会のメリット
横社会では、個々人が自立をしていますので、他人と競争しなくなります。
ということは劣等感を持つ人が少なくなるわけです。
他人と競争してしまう原因のベースにあるのは劣等感、コンプレックスですから。
みんなが自立して他人と競争しなくなれば、幸せを感じながら生きることができます。
ですが、縦社会の崩壊に気付かず、今までの生き方を続ける方もいることでしょう。
崩壊がピンとこないけど、横社会に属したいと思われる方は、本当の自分を生きることで方向転換ができます。
高度成長期には、経済的に豊かになるために、お隣さんが持っているから我が家も持たないと!という購買意欲をそそられて購入する傾向が強かった時代です。
大学くらい出ておかないと、いい企業に入社しないと、という時代でした。
その時代はその方法でよかったのですが、横社会では、自分の欲しいモノ、自分のなりたいもの、やりたいことをして生きていく時代になるのです。
まとめ
縦社会が崩壊している現象、横社会とはどういう社会なのか、について簡単に書いてみました。
縦社会がダメとか、横社会がイイ、ということではなく時代の流れなのです。
縦社会は高度成長期に役立ちました。物質に恵まれ、ブランドが流行り、グルメも流行りました。
私達は、今までの社会を卒業して新しい社会へ移りゆく過程にいるわけです。
古い組織が崩壊していますので、色々なことが明るみに出てきますし、災害やショッキングなことがこれからもあるとは思いますが、横社会への移行中だと思えばとらえ方も違ってきます。
自分のやりたいことをして生きて幸せを感じ、周囲とも調和して生きられるって、いい社会だなと思います。
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