私の周りには結婚して幸せそうに見える女性たちがたくさんいる。
新婚さんならラブラブで当たり前かもしれないけれど、一番年上だと60代の友人も幸せそうだ。
年上女性に対して友人というのもびっくりされる方もいるようだけれど、私は年齢、国籍、性別を気にしないので、年の離れた女性でも友人と呼ばせて頂いている。
そんな彼女たちはどうして幸せに見えるんだろう?
と思ったら、あることに気がついた。
幸せな女性は一生懸命じゃない
彼女たちは真面目でもなくルーズでもない。
そして、必死になにかを頑張ったりしている姿を見たこともない。
私が勉学に励んでいた当時、
(他の記事をお読みの方はご存知かと思うが、幼少時代からバカだと両親に言われて育てられたため、「頭が悪い」や「学歴」のトラウマがあった。)
「えらいわね。」
と最初の頃は言われていたが、何年も続けていたり、私が一生懸命に何かに取り組んでいる姿を見て、
「そんなにいつも頑張っていると、、、男性って家ではゆっくりと休みたいと思っているのよ。奥さんが一生懸命だと男性は休まらないと思うわ。」
と言われたことがあった。
彼女とは20代の時に知り合って、私が結婚したいことも知っていたから、頑張りすぎている私を心配して、そのようなアドバイスを突然してきたのだと思う。
彼女は当時40代でお子さんがいる既婚者だった。
その当時の私は、頑張っているのは今だけで、結婚したら当然のように違う生活を過ごすつもりでいたので気にも留めなかった。
けれど、今になったら理解できる。
必死に頑張っている女性は、ご縁を遠ざけるということが!
幸せな女性は特別な趣味がない
彼女達は特別な趣味を持っていない。
スポーツのサークルなどの習い事に参加している人もいるけれど、そのきっかけは、ご近所に住んでいる人に誘われたから。
また、お芝居を観に行く人もいるけれど、誰か特定の俳優さんのファンになって必ず観に行くというわけではない。
だから、追っかけなどもしないし、好きな芸能人などもいない。
男性は頑張らない女性が好き
こうして彼女たちについて書き出してみると、、、
会ったことがない人からすると、
「これで幸せなの?」
というイメージだと思う。
けれども男性は、必死に頑張っていない、自分の半径5m以内で人生を楽しんでいるような女性を好むのだ。
頑張るのは男性の自分だ、と思っているから。
自分磨きに必死な女性は男性を遠ざける!
反対に、時間とお金と自分の人生を趣味に費やしている女性はというと、男性はドン引きする人が多い。
A子:「食べることが好きなので趣味はお料理です。レパートリーは多くないのですが、お休みの日に作ったりしています。」
B子:「食べることが好きなので、毎週食べ歩きをしてブログにも掲載しています。」
だと、どちらが男ウケがいいかは一目瞭然だ。
さらに「美味しいお店をご紹介しますよ。」などと付け加えてはいけない。
前者からは、家庭好きな印象をうけるが、後者からは、こだわりのある女性でお金もかかりそうな印象を与えてしまう。
旅行も要注意だ。
女性:「私、旅行が好きなんです。」
男性:「今年はどちらへ行かれたのですか?」
女性:「中東のシリアへ行って来ました。」
と楽しかった旅行の話を気持ちよく語り始めるとアウトである。
それが、一人旅ならなおさらアウトだ。
実際、私の年上の知人女性で、一人で毎年中東へ旅行をする方がいた。
相手が、戦場カメラマンの渡部陽一さんなら話も盛り上がるだろうが、世間一般の男性は、女性が一人で治安も衛生状態も良くない国へ行くことに対してドン引きしてしまう。
また、年下の知人女性は、一人で世界中どこへでも出かける。
エジプトもパック旅行などでなくて、一人でホテルを予約して行ったのだ。
しかもテロの最中にである。
男性は、無意識で「この女性とは合わない」と拒否してしまう。
なぜドン引きするのか
男性は女性に対してヒーロー願望がある。
「守ってあげたい!」
「オレが幸せにする!」
などと思っているものである。
それなのに、目の前にいる女性が、一人で世界中どこへでも出かけられる度胸があるなんて、ヒーローになるチャンスがないと思ってしまうから。
また、お金の問題もある。
結婚しても、自分には毎年海外旅行へ行くだけの稼ぎがないかもしれない。
それは、「その女性を幸せにできない。」「ヒーローになれない。」ということになる。
また、旅行に使うよりも二人の将来のために使いたいなどと思う男性もいる。
食べ物に関しても男性はヒーローになりたいのだ。
男性はうんちくを語るのが好きだし、食通といえば女性より男性のイメージが昔からある。痛風も美食家の中年男性がかかる病気、という印象がある。
家庭料理は女性のイメージだけれど、美味しいお店のお料理は男性の領域なのである。
「今度、美味しいお店に連れていってあげるよ。」
「ここの店の●●は美味しいよ。」
は男性に言われたいセリフだ。
女性から言いたいのであれば、
「私は知っている」ではなくて、
「連れて行って欲しいな~」というニュアンスにすればOKである。
夫はヒーロー
だから、男性は、半径5m以内で人生を楽しんでいる女性を好む。
上述した幸せそうな女性たちの何人かは、ご主人と二人で年に1、2回海外旅行へ出かけている。
いつも半径5m以内で人生をニコニコと楽しんでいる妻を、5mを飛び越えてどこかへ連れて行って楽しませてあげたいと思うのかもしれない。
彼女たちは、独身時代に旅行をしていたわけではなく、結婚してからご主人と海外旅行を楽しむようになったとのこと。
だけど、彼女たちに共通しているのは、ご主人の言いなりになっているわけではなくて、自分の言いたいことはちゃんと伝えているようだ。
意見は述べるけれど、趣味や芸能人など特定のものごとに入れ込まなくて頑張らない印象がある。
まとめ
男性は、自分磨きや趣味に入れ込んでいたり、特定の芸能人を追いかけている女性は、ヒーローになれない、と思って恋愛対象から外す傾向があるし、結婚後も、妻がそのようなタイプになった場合も同じだ。
もし、譲れない趣味があった場合は、共通の趣味を持つ男性がいい。
趣味で繋がっている夫婦もいる。
極端だが、恋愛感情抜きで趣味が共通というだけで結婚するカップルもいる。
半径5m以内と表現したのは、半径5m以内にいる人と恋におちる。
という恋愛神話からとった。
彼女たちは、自分の周りにいる人たちを大切にしながら、自分のおかれた環境を楽しんでいる。
彼女たちと接していると、わざわざ遠くにいかなくても、幸せは自分のすぐそばにある、と気づかされる。
子供の頃に読んだメーテルリンクの絵本『青い鳥』と似ているし、釈迦の教えとも同じだ。