思ったこと

AIが採用面接をすることに賛成せざるを得ない切実な理由

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出典:pixbay

 

人事採用の面接管に
AI(人口知能ロボット)を導入する
ニュースが流れましたのでご存知の方も多いと思います。

 

賛否両論あるようですが、私は賛成です。

AI面接官と人間面接官

 

今の段階では、最初の面接のみ
AIで最後は人間が面接するそうですが、

 

そもそも、最初や一番最後の面接って
入社したてとか若い人に任せていますよね。

 

以前勤めていた職場はそうでした。

 

また他の会社では、
内定をもらった段階で
面接をしていた人もいたのです。

 

同期を面接していたと聞いてかなり驚きました。

 

その企業も一部上場で誰もが知る会社でした。

 

つまり、今回のAI面接官の導入は
企業にとってそれほど困ることでもないわけです。

 

AI面接官を導入した方が職場ストレスが減る

 

私は事務職やサービス業での
経験しかありませんので、
あくまでも私の職務経験からの意見です。

 

以前から、
人事採用の面接管がAIになればいいのに
と思っていました。

 

「人事担当者の人を見る目などがAIにもあるのか? 」

 

と心配する声もありますね。

 

だけど、数十分という面接時間の中で、
才能や人格を見抜くことができる面接官はいるのでしょうか?

 

と疑問があります。

 

というのも、職場の人間関係が劣悪で
うつ病や重い病気にかかる人がたくさんいるからです。

 

隠れブラック企業

 

ブラック企業というと、
残業時間が多く過酷な職場環境を
強いられているというイメージがあります。

 

残業時間は数字で提示されるので、
第三者からも「これはひどい。ブラックだね。」となります。

 

ですが、数字に提示できない
ブラックな部分があるわけです。

 

残業がなくても十分ブラックな企業はあるんです。

 

人間関係は数字のように提示できないし、
残業時間のように第三者へ理解されるのは難しいです。

 

そもそも、
うつ病や病気になってしまう
主な原因はストレスです。

 

職場というのはストレスの渦です。

 

つまり劣悪な人間関係なわけです。

 

どうしてそうなるのでしょうか?

 

仕事を成功させるための方針などで
意見がちがったりすることは多々ありますが、
それと人間関係とは別です。

 

自分を守るために他人を蹴落としたり
嫌がらせをしたりする人が、
悲しいことにいるんですよね。

 

職場って、仕事を成し遂げるために、
自分の持ち分の仕事をこなすだけでいいはずなのに、
いわゆる大人のいじめっ子がいるために、
余計な神経を使うことになったり、
時間を要することが発生するんです。

 

本来なら、スムーズにすすめられる仕事なのに、
数倍もの時間がかかってしまうこともあります。

 

人事部に配属される人は優秀な人材である。

 

と言われているとおり、
会社にとっての宝は人材です。

 

ですが、AI面接官の導入を危惧する人のように、
人を見抜く優秀な面接官が多いのであれば、
うつ病になる人やストレスを抱える人など多くないはずです。

 

私が今までの職場で見てきた
採用の仕方は酷いケースも多かったし、
巻き込まれたこともありました。

 

巻き込まれた話は長くなるので、
後で書くことにします。

 

外見の好みで採用する人事担当者

 

職歴やスキルに関係なく
好みで採用することが多すぎます。

 

採用側に中年男性が多いからでしょうか?

 

同じ部署で、同時に採用になった
女性の外見が似ていることが多くて、
慣れればいいのですが、
最初の数ヶ月間は双子か姉妹にしか見えないため、
外見の好みで採用したのがバレバレです。

 

そこまで似ていない場合でも、体型が似ていたりします。

 

会社に恨みを持っている面接官の採用方法

 

会社に恨みを持っていると、
会社に好意をもって応募してくる人を
落とす面接官がいます。

 

履歴書に、会社が取り組んでいる
プロジェクトに興味があるなどと
書いている人を徹底的に落としたと言ってきた上司がいました。

 

その上司は中途採用で着任されたのですが、
やたらと以前の会社と比べて
ここは劣っているようなことをぼやいています。

 

自分の価値観や意見が通らないと
ダダをこねる方なので、新しい職場を受け入れられないようです。

 

転職者が陥る悪いパターンです。

 

2社しかしらないとこのようになってしまうんですよね。

 

かつての職場でも○○証券が倒産して
転職されてきた社員さんがいましたが、
毎日「ここは変だ。ここは変だ。」
と一人でつぶやいている、

 

とその方と席が近い同僚が言っていました。

 

私のように10社以上で職務経験があると
良し悪しが見えても、
「変だし、こうすればいいのに。」と思うことは
たくさんありますが、

 

今の職場のルールでやっていこうと思えるものです。

 

通常、企業は自社を愛してくれる人を採用したがります。

 

給料がいいとか、知名度があるとか、
そんな志望動機よりも
愛してくれる方がうれしいものです。

 

学生時代から化粧品メーカーの○○堂が大好きで、
雑誌の広告の切り抜きなどを
スクラップしていた人は、
新卒でそのメーカーの美容部員になられました。

 

また、ゲームが大好きでゲーム会社に入社した人も。

 

面接のときに、コアなファンしか
知らないようなゲームの話をしたこともあって、
他の志願者とかなりの差別化になって入社にいたったそうです。

 

企業を愛してくれて応募してくれる人を
徹底的に不採用にするなんて、
個人の恨みを反映させること自体、
面接官としてふさわしくないと思うわけです。

 

AIなら恨みは採用基準に入ってこないですからね。

 

クセものが居座り被害者が離職する現実

 

面接の時だけいい人ぶる人がいます。

 

面接官は社内でも優秀な人材らしいのですが、
限られた時間で人を見抜くことが
出来る人ってそんなにいるものでしょうか。

 

人を見抜く目がないと、
とんでもない人を採用してしまうことになります。

 

人事は優秀な人を採用したと思っていますが、
現場は大変です。

 

またやっかいなのは、
人事は現場を知らないため理解してくれず、
被害者が泣き寝入りか離職にいたるケースがおおいです。

 

周囲も見て見ぬふりをする人がおおいです。

 

ちゃんと選んで採用したのだし、
文句を言ってくる人の方に問題がある、
文句を言ってきてウザイと思ってしまうようなのです。

 

そのため、職場というところは、
クセものが長く居座り、
真っ当な人が離職するパターンがおおい印象があります。

 

 離職に追い込まれた同僚の話し↓

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だから、職場はストレスの渦なのです。

 

これ、子供のいじめと似ていると思うのです。

 

大人の世界にいじめがある限り、
子供のいじめはなくなりませんから。

 

それにいじめる人は
自分の心の中に不安があるからいじめるんです。

 

その不安は誰かが解決してくれるわけでなくて、
自分で不安を消すしかありません。

 

そのことに気づいて
取り組んでいただきたいものです。

 

いじめられてうつになった人が治療をしますが、
いじめる人こそが治療すべきです。 

 

グループ企業の人事に巻き込まれ飛ばされた経験

 

グループ企業はやっかいです。

 

持ちつ持たれつの関係が
築きやすいと言われますが、
親会社から子会社へ出向になった人は
親会社に恨みを持っていることが多いです。

 

以前の職場がまさにそうでした。

 

ここで巻き込まれました。

 

 

私が派遣で勤めていた部署には
親会社の社員しかいなかったのですが、
経費削減が名目で子会社の社員が
入ってくるようになり、

 

同じチームの半分は親会社、
半分は子会社の社員というメンバーにかわりました。

 

子会社の社員は
新しく採用になった人たちでした。

 

英文の書類を扱うことがあるため、
英語嫌いじゃない人が条件だったのですが、
子会社が採用して送り込んでくる
社員たちは海外の大卒だったり、
TOEICが800点以上がざらにいたのです。

 

入社してきても英語をつかうことはないし、
親会社のお局様たちはいるし、
入社したばかりなのに離職する人が出てきました。

 

 

離職するような人材ばかりだったため、
親会社は困り果てていました。

 

 

ですが改善することがなかったため、
親会社から私に
「子会社の社員になってくれませんか?」
とオファーがあったのです。

 

私は派遣といっても、
その子会社(子会社は派遣業務)から
派遣されて来ていたため、
派遣から社員になる流れです。

 

その部署に派遣は10名ほどいたのですが、
独身者だったからなのか、
私ともう一人の派遣さんにフォファーがきました。

 

子会社は私達二人を社員にする条件として、
親会社に対して

 

「採用試験を受けてもらい、
合格したら正社員とする。
もし不採用なら派遣を辞めてもらう。」

 

ことを提示してきました。

 

親会社としては、
私達は数年間仕事をしていて
業務内容や職場環境にも精通しているし、
現場が採用して欲しいと申し出ているので
正社員にしてもらえると思っていたのです。

 

ですが、親会社に恨みを持っている
子会社は真逆でした。

 

私達は採用試験で不合格になったのです。

 

親会社の上司が驚いて子会社に確認したところ、

 

「成績が悪くて採用基準に達していなかったから。」

 

と言われたそうで、
私達二人は派遣の契約は残っていたのですが、
子会社の条件通りに、
その部署を離職することになったのでした。

 

親会社の上司は私に
「申し訳なかったです。」
と頭を深く下げられました。

 

ベテランの私達が辞めるし、
子会社からは希望する人材が来なくて
最悪な結果になったのでした。

 

一緒に試験を受けた同僚も落ちたことで、
これは嫌がらせでわざとだとすぐに思ったのです。

 

というのも、
同僚は早稲田大学出身だったので。

 

子会社が採用している社員さんたちの
出身大学は早稲田よりも偏差値が
低いところばかりでしたから、
同僚が不採用になることはないですから。

 

その後、私はまだ契約が
残っているということで、
ちがう部署(ビルも最寄り駅もちがう)
へ異動になりました。

 

それは親会社の本社だったのですが、
廊下を歩きながら
お局様が案内をしてくださったとき、

 

「60歳以上でこのビルにいる方は
みなさん優秀な方たちなんです。
優秀じゃないとここに残れないんですよ。」

 

と説明を受けたのです。

 

私は「なるほど。」と思ったのでした。

 

子会社に出向された人の親会社への恨みは深いのです。

 

こんなこともありました↓

 

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まとめ

以前から、
AIが面接官に導入されればいいのに、
と思っていました。

 

導入には賛否両論ありますが、
面接官が人を見る目があるくらい優秀であれば、
職場のストレスはこんなにもおおくないと思います。

 

AIには恨みもないし、
公平に面接してくれるはずです。

 

また、AIに心理学を導入して、
目線や顔の表情、手の動きなどで
相手がウソをついているかの見極めも可能になると思います。

 

多少仕事ができなくて、
進み具合が遅くても、
職場で他人をいじめることもなく、
ウソをつかず責任転嫁をしない同僚や
上司がいる環境の方が企業自体発展するはずです。