ストレスを感じない生き方

コミュ障や人見知りだと思い込んでいる人の心の中にあるもの

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出典:pixbay

 

自分はどんな人間なのか、
知っていますか?

 

自分のことをわかっている人って
かなり少ないようなのです。

 

自分のことがわかると、
向いている仕事や取組み方が
わかるので成功しやすく、
人間関係のストレスも減るという説がありますが、
まったくその通りだと思います。

 

自分を守り過ぎる人たちの心を占めているもの

 

友人や同僚たちとの会話の中で、

 

「自分のこと、わかってないんだなー。」

 

と思うことが多いので、
その度に

 

「そんなことないよ。」

 

と伝えるのですが、頑なに拒否されます。

 

自称「人見知りの人」

 

よくあるのが、

 

「私、人見知りなんで、
初対面の人とお話できないんです。
飲み会は多くても5人までじゃないとムリ。」

 

そう言ってきた人、
同僚だけで数人もいます。

 

だけど、私から見ると、
まったく人見知りには見えません。

 

ある時、その中の一人が、

 

同僚「今度、海外旅行に行くの!」
私「どこに?」
同僚「台湾に。最近○○部へ入った○○さんと一緒に行くの。」
私「えっ、○○さんって、つい最近着任されたばかりの?」
同僚「そうそう。」
私「・・・。」

 

(あれ?人見知りじゃなかったの?)

 

と心の中でつぶやきました。

 

私「人見知りって言ってるけど、
人見知りじゃないと思うけど。」
同僚「そんなことないよ。
ものすごい人見知りだから。」

 

と同僚は自分が人見知りであることを
主張しつづけるのでした。

 

人見知りだったら、
新しく着任してきたばかりの人と海外旅行になんて行けません。

 

それ以前に、部署もちがうのに、
お話する機会もないし、
同僚の方から話かけない限り親しくなるきっかけもありません。

 

同僚は自分のことをわかっていないのです。

 

自称「コミュ障の人」

 

セミナーで知り合った人たちと
飲みに行った時のこと。

 

そのメンバーの中に初対面の人がいて

 

「私コミュ障なんです。」

 

と自己紹介されました。

 

すると他のメンバーたちがいっせいに

 

「ぜんぜんコミュ障じゃないですよ。」

 

メンバー「彼女、自分のことコミュ障だって言うんですよ。」
彼女「本当にコミュ障なんです。」

 

と言いながら、
なんの違和感もなく会話がつづき、
飲み会はお開きになりました。

 

その後、とある催しがあって、
偶然彼女と再会した時のこと。

 

彼女「あのお店に行って、
この商品使っています。と言うと
ただでもらえますよ。」

 

それを聞いた私は、
彼女が教えてくれたお店へ行き、
彼女に教わった通りに

 

「この商品使っています。」

 

と話したところ、
もらうことはできませんでした。

 

数千円もする商品を無料でもらえるなんて、
商談力がある証拠です。

 

やっぱりコミュ障ではないと確信したのでした。

 

自分のことが分かって行動した人

 

自分のことがわかって行動した人もいます。

 

彼女は自分のことを
体が弱いと思っていました。

 

人見知りやコミュ障とちがって、
体の弱い丈夫は勘違いしそうもありませんが、
彼女は体が弱いと思い込んでいたのです。

 

当時、地方の実家で暮らしていて、
自分は体が弱いからムリはできない、
ずっと大人しくここで暮らそうと思っていたとお話してくださいました。

 

ところが、ある日、
体が弱いと思っていたのは思い込みだったのだ
と気がついて、東京へ引っ越して来たのです。

 

身体も弱くなかったことに気がついたと仰っていました。

 

自分のことを勘違いする理由

 

どうして自分のことを勘違いして
そう思い込んでしまうのでしょうか。

 

その理由は、
自分を傷つけたくなくて守っているから。

 

言い訳にしているのです。

 

『人見知りする』と思い込んでいる人は、
初対面の人とぎこちなく会話してしまったり、
大勢の飲み会で話し相手がいなくて浮いてしまったら恥ずかしい、、、

 

そうならないためには、
少人数の飲み会にしか行かなければいい。

 

大勢の飲み会だと、
席の移動をしたり、
トレイへ行ったりなどで
席がバラバラになったり、
気がつくと隣の席の人が
いなくなっていた、
なんてことがありますからね。

 

『コミュ障』だと思い込む人は、
最初からコミュ障だと言っておけば、
どんな状況になっても
「あの人、コミュ障だと言っていたから。」
と周りが判断してくれて
「しょうがないよね。」となり安心します。

 

自分を守るため。

 

自分を守るために、
人見知りだとかコミュ障だと言い張るわけですが。。。

 

実は人見知りじゃない、
実はコミュ障じゃないと思っていなくて、
思い込んで信じてしまっているのですよね。

 

人間の防衛本能ってすごいです。

 

まとめ

 

人は自分のことを
知っているつもりでも案外知らないものです。

 

また、自分を守ろうとして
事実じゃないことを信じてしまう人もいます。

 

なぜ自分を守ろうとするのか?

 

それは不安があって恐れているから。
自分のことが大切だから。

 

他人とのコミュニケーションで
ちょっとでも自分の意に沿わないことが
起こると傷ついてしまい、
傷つかないために自分を必死で
ガードしてしまうんですよね。

 

自分のことを大切にすることは
いいことだけど、
人とコミュニケーションをすることで
生じる違和感はつきものです。

 

だって、
みんなちがう価値観を持っているのだから。

 

人格を否定されたり
嫌がらせをされる場合は別として、
飲み会の席で隣の人がどこかへ行ってしまってもいいのでは。

 

自分もちがう人たちの輪の中へ入っていけばいいだけ。

 

このようなタイプの人は
プライドも自意識も高いので、
なんで自分から入っていかなきゃいけないの?

 

と思ってしまいがちです。

 

自分が思っているほど
他人は自分に対して注目なんてしていないのに。

 

友人ではこのようなタイプの人はいません。

 

というか、このような人とは友人へと
発展しにくいからなのかもしれません。

 

プライドや自意識が高く防衛本能が高く、
いつも自分を守っていて他人のことを考えないので、
バランスのとれたお付き合いが出来ないんですよね。

 

不安を取り払えばもっとちがう
人間関係がつくれて世界観もちがってくるのに、
もったいないです。