母との関係

母親の呪縛の正体を解いて自分の人生を生きる

 

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昨日、宇多田ヒカルさんが出演した番組の感想を書いていたら、私も母への感謝の想いが湧いてきて、涙が出てきた。

 

私も母親に対して複雑な感情を持っている。宇多田ヒカルさんは、母を亡くした後、出産し子育てをすることで、記憶がない幼少時代(生まれてから数年間)に不安を持っていたが、自分と母の姿を子を介して知ることで、母からの愛を感じ感謝の気持ちに至った。

 

私の母は健在なので、本人へ直接感謝することが可能だけど、元々複雑な感情を持っているので、時々ブレることもある。

 

なぜかというと、我が母は、毒親でエナジーバンパイアだから。

 

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毒親

 

親が毒親で悩んでいる人は結構多く、息子よりも娘の方が多いようだ。

 

子供というものは親のこと、特に母親のことが生まれてからずっと大好きで愛されたいと思っているから。

 

愛して欲しい人が毒親なのは子供にとって過酷な環境だ。

 

辛くて憎いときもあるけれど、同時に、愛して欲しい、自分も愛したい感情が複雑に絡み合っているから。

 

猛毒タイプ

 

毒親といっても、タイプの他にレベルもある。

 

もし毒のレベルが猛毒の場合は、親子の縁を切ることも考えた方が、自分の幸せのためでもある。

 

かなり苦しい選択をすることになるが、一生、親の支配やネグレクトの元に生きるか、それとも自分の人生を生きるか、どちらを選ぶか、である。

 

人によっては、10代の頃から親の元を離れる決意をして、中学を卒業したら海外の高校へ進学したりなど、親元を離れる人もいる。

 

縁切りまでいかないとしても、毒親からは距離を置いた方が賢明だ。

 

毒親かつエナジーバンパイア

 

毒親といってもタイプに分かれるわけだけど、バンパイアは大変である。

 

エナジーバンパイアについては、このブログで何度かとりあげていて、彼らの特徴や私の対処方法などを日記にしている。

 

他人からエネルギーを吸われるだけでも最悪なことだけど、それが毒親となると更に過酷である。

 

私はまさにこの環境にいる。

 

幼少の頃から母と一緒にいると、なぜかしぼんだ風船のようになってしまい、しゅんとしてしまう自分になってしまうのが不思議だった。

 

私とは反対に、母はとてもエネルギッシュで活力に満ちていた。

 

昨年、エネルギーを吸われていることがわかり、長年の疑問が氷解したのであった。

 

母との距離の取り方

 

私は、母がエナジーバンパイアだとわかり、吸われないように対処をして、インナーチャイルドの癒しも自分で行った。

 

その後、手術をすることになり、母に介護をしてもらって感謝でいっぱいになったけど、回復してきて日常生活に戻るにつれ、母から毒が飛び出てきて、また複雑な感情が湧き出てくる。

 

病気中も毒は飛び出たことがあった。

 

母の中にある不安が毒となるのだ。私の感情は感謝と辛さの繰り返しであった。

 

毒親は変わらない

 

特に人間関係で悩んでいると

 

「他人は変わらないから、自分を変えよう。」

 

という言葉に出くわすと思う。

 

これは100%その通りだから、自分が変わるしかないのだ。

 

だから毒親だって変わらない。
親に期待してもムダである。

 

私は繰り返す母への感情に振り回されない状態をキープしたいと思った。

 

その結果、辿り着いたのが、フラットでいて自分の人生を生きる決意をしっかりと保つことだった。

 

母親からの毒の正体

 

毒親にもタイプがあることは上述したが、親が口うるさい、干渉してくる、などの部類の毒親の心にあるのは、子供のことを愛しているケースが多い。

 

愛しているからついつい口出ししてしまうし、干渉してしまうのだ。

 

毒親だと決めつけて親を批判する前に、親の言動を深く辿っていくことが大切だ。

 

けど、長年干渉されたり口うるさく言われていると、素直に認められないものだ。そんな時に役立つ方法がある。

 

辿り着いたフラットな感情

 

母親は、毒親の中でも、子供は自分の分身、親は100%正しい存在であると思っているので、子供は100%親の意見に同調するのは当たり前で、逆らうことなどとんでもないことだと信じている。

 

また、同時にとても心配性だ。心配性なのは、母親の心の中に不安があるから。

 

自分が不安なので、子供のことが心配になるのだ。

 

よく、子育てをしているお母さんたちが、子供が夜泣きを始めたり、熱が出ると、心配でたまらなくなり、深夜に病院を訪れる母親がいる。

 

母親とは子を心配するものである。
その心配が子育てをするうちに、それほど心配しなくても大丈夫なのだ、と母親自身に気づきがあれば良いのだが、その気づきがないと、子が成長しても不安がつきまとい、なにかにつけて子供のことを心配して口うるさくなり、干渉してしまうのだ。

 

そのような母親の心の底には、幼少からの悲しみや不安や辛かったことが蓄積されていることが多い。

 

一般の母親は、子の成長とともに、心配ではあるけれど、子供を一人の人として尊重し、見守るという選択をする。干渉して子供を支配する母親は一般の母親とちがい毒親になってしまうのだ。

 

だから、毒親を持つ子供は、自分には責任がないこと、自分は悪くないのだと知り、母親の心の中に不安があるのだ、とまずは気づくことだ。

 

はじめて親に感謝した日

 

親に期待をしないことも大切だ。

 

親が子供にこんな振る舞いをするなんて、と思うこともある。

 

けど、親も発展途上の人間なのだ。
完璧な親なんていない。

 

私がはじめて両親に対して一種に尊敬というか感じたことは、一人暮らしをはじめたときだった。

 

自分でアパートを探し、契約をして、電気、ガス、水道を使えるようにして、引っ越しをして、自分で働いたお給料で暮らす。

 

人生ではじめてのことだから、新鮮なイベントだった。

 

それと同時に、両親はこのように暮らしはじめて、私を産んで育ててくれたのだな、と想像した。

 

すごいなーと思った。

 

自分の人生を生きいる固い決意

 

毒親かつエナジーバンパイアの親とのストレスにならない関係を築くために、私はフラットでいることを選んだ。

 

感謝の想いが強くなると、自分のことよりも親を大切にしようと思ってしまう。

 

毒を吐かれた日は、憎しみや悲しみが増す。

 

毒を吐かれた日は、辛いわけだが、これは母の中に不安があること、私を心配しているから、私への『愛』だと理解し、感謝はするが、自分の人生と幸せの道を選択する。

 

何が起こっても、自分の幸せを必ず選択すると決めたこと。

 

母親に感情を揺さぶられる言動をされても決してブレないことにした。

 

感情を揺さぶられないことは大切である。

 

なぜかというと、エナジーバンパイアは、感情を揺さぶり、その隙に相手へコードを伸ばしエネルギーを吸うからである。

 

毒親かつエナジーバンパイアだと、この感情への揺さぶりは強烈である。

 

いつもは毒を吐くのに、急に弱々しくなり同情を引こうとしてくることもあり、あらゆる手段を使って相手からエネルギーを吸おうとするからだ。

 

だから、そのようなことをされても、決して同情せず、自分の人生を突き進むことである。

 

また、それらの行動は無意識なので親を憎いんでも仕方がないし解決もしない。

 

感情を揺さぶらないのが一番エネルギーを吸われないベストな方法なのだ。

 

親からの呪縛を解く方法

 

私の母親は毒親かつエナジーバンパイアなわけだけれど、私はそれでも親に感謝している。

 

だから、宇多田ヒカルさんが母親の藤佳子さんのことを語った対談番組を見て、感想を書きながら感謝の気持ちが湧いてきて涙が出て来た。

 

つらいことも多かったけれど、それだけではなかったことにも気がついた。

 

親との関係で悩んでいる人は、幼少からの出来事や気持ちを紙に書き出してみると気がつくことがあるからおすすめしたい。

 

PCに向かって打ち込むのもいい。

 

その作業中に涙が出来て来たら、その自然現象に逆らわずにどんどん涙を流す。

 

その涙は辛かったこと、耐えてきたこと、頑張ってきたこと、愛してるのに愛を感じなかったことなど、幼少のときからの感情のすべてが詰まっている。

 

それが長い時を経てやっと表に出て来たのだ。

 

だからその涙は恥ずかしいものではないのだ。

 

親からの呪縛から解放された私の言葉

 

私は一度も親からクリスマスプレゼントをもらったことがないけれど、高校生の時、エレキギターを買ってもらった。

 

生活が苦しい中、すごく高価な物だったのに、反対せず嫌な顔をせずに買ってくれた。

 

病気をしたときでも毒を吐かれることはあったけれど、それは私のことを心配してくれているから、愛から出た言葉。

 

エナジーバンパイアなのは、幼少の頃に不安を抱えたからで、自覚がなく無意識でやっていること。

 

親は変わらないので自分を変えよう。

 

生んでくれてありがとう

 

育ててくれてありがとう

 

学校に通わせてくれてありがとう

 

毒を吐いたり口やかましかったりするけれど、それは私への『愛 』だと気づいたよ。

 

そんなに愛してくれてありがとう。

 

大切に想ってくれてありがとう。

 

もっと前に気づいていればよかったのにけど、遅くなったけどお母さんの愛に気づけてよかった。

 

私はまだまだ未熟な人間だし、失敗をすることもあると思う。

 

その度に、また毒を吐かれるかも知れないけれど、私は知っているから、その毒が愛だということを。

 

だからお母さんのことは恨まないよ。

 

それよりも子供のころからお母さんのことが大好きだった。

 

怖かったけど大好きだった、これからも大好きだよ、

 

感謝でいっぱいだけど、不器用だから素直に気持ちを表現できなくてごめんなさい。

 

けど、とっても感謝しているし、お母さんの子供に生まれてよかった。

 

だってたくさん色々な経験ができたから。

 

これからも大好きだよ。

 

だから私のことは心配しなくていいからね。

 

私は自分の人生を生きます。

 

だから暖かく見守っていてね。

 

 

まとめ

 

 

親との関係に悩んでいる人は、その気持ちをアウトプットしてみると気持ちの整理もつくし、今後の方向も見えてくる。

 

自分の親が毒親だと思っていても、生んでくれたことには感謝する。

 

出産は死と背中合わせであり、母というのは命がけで子供を産むものだ。

 

だから、どんなにひどい母親であっても、生んでくれたことだけには感謝をしたいものだ。

 

私の母親は毒親かつエナジーバンパイアだ。

 

だけど、私はとっても感謝しているし母のことが大好きだ。

 

だけど、感謝しつつ大好きなまま、私は自分の人生を生きることを選んだ。

 

 

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