ストレスを感じない生き方

母親がかわいそうだと思ってしまう妄想から抜け出そう

 

 

 「お母さんがかわいそう。」

「お母さんに幸せになってもらいたい。」
と思っている女性って意外にも多い。

 

そして、その多くが独身のようだ。
どうして独身なのかというと結婚したくても、
自分より母親のことが気になるから。

 

自分だけ幸せになってしまっていいのか。
こんな自分は親不孝なんじゃないか。
まずはお母さんに幸せになってもらいたい。
などと心の中で思っているんだよね。

 

これだと、この状態がずーとつづいてしまう。
いつまでたっても結婚もできない。

 

逆に、母親と良い距離間をもって、仲の良い 関係の娘にはそういう感情はないようだ。だって、母親と娘の間には最強の 信頼の関係が成り立っているから。

 

勘違いしてほしくないのは、 ベタベタして子離れできていない母娘の関係ではない、 ということ。

 

信頼関係があるから精神的独立もできている。
だからベタベタじゃないのだ。

 

こういう関係の娘の心には最強の安心感がある。
その安心感があるからこそ、自分のしたいことに集中ができるし
結婚もしたいと思えばできる。

 

お母さんに幸せになってもらいたい、結婚して自分だけ幸せになると親不孝かも、なんて発想がまったくない。

 

結婚もしたくてお母さんにも幸せになってもらうには、どうすればいいのか?
それは、
「自分の勝手な妄想だったんだ~」
と思うだけでいい。

 

なぜ勝手な妄想なのかと言うと、お母さんが不幸だとうことを
自分が勝手に決めたから。

 

人は他人について勝手に、
「○○なんだろうな~。」
とか決めつけるまでとはいかないけど、 思ってしまうことがある。

 

これは、私のことなんだけど、
以前の職場で50代くらいの独身女性の パートさんがいた。

 

今の時代は非正規雇用の人はたくさんいるけど、 当時は今ほど多くはなかったから、 生活できているのか?
将来はどうなるのか?
どうするつもりなのかな?
と思っていたけど、そんな心配はまったくなかった。

 

資産家の娘さんのようで、お金にはまったく困っていなかったのだ。
そう勝手に妄想してしまったのは、私自身が将来の不安などをもっていたから。

 

もし、私が同じく資産家の娘でお金の心配が まったくなかったら、
そのパートさんに対してそんな妄想はしなかったはず。

 

私はそのパートさんに自分の不安を投影していたのだ。
だから、他人を見て、何か妄想したり、その人に対して心配したりしたら、その妄想や心配は自分の心の中に あるのだと気づけばいい。

 

「お母さんがかわいそう」 と思うのも、
自分自身が不安だから。

 

「幸せになってもらいたい」
「自分が結婚するなんて親不孝かも」 などと思うのは、
お母さんのことが大好きだから!
大好きな人には幸せになってもらいたい、と思うのは当然のこと。

 

結婚したいのなら、結婚して幸せになるといい。
お母さんも幸せを感じるはず。

 

わかってるよ、そんなこと。
でも方法がわからない!

 

このジレンマから脱出できないのなら、
「お母さんはどうなってもかまわない。」
「お母さんがどうなっても私の責任じゃない。」
「自分が幸せになることだけを考える。」
と毎日自分に言い聞かせる。

 

私もこのジレンマを抜け出そうとして行動した。
まだ結婚はしていないけど、関係も前よりぐっとよくなったし、
私の中に不安がなくなってきたからか、母も以前より心配しなくなたってきた。