人生を楽しく過ごすポイントは、ストレスを感じた時にすぐに手放すことができて、にこやかにしていること。
そのためには、自分を批判せず、他人を批判しないこと。
けれど、「自分はダメだ。もっともっと努力して頑張らなければいけない。」と思って更に頑張ってしまうものだ。
自分への批判をやめずに頑張り続けると、さらに人生が辛くなる。
人によっては自分の人生を呪ったり、両親へと怒りが向かう人もいる。
だけど、そのような人は勇気がある人なのであり、大きなよろこびを受け取るチャンスがある人でもある。
人生は不公平である
人生って不公平だな、と思っている。
ここでいう『不公平』とは、生まれた環境のこと。
生まれた国、夫婦仲の良い両親の元に生まれた、親の顔を知ることなく生まれ育った、夫婦仲が悪い両親の元に生まれた、等々。
人は生まれたときから環境が違う。
そして環境は人間形成に大きな影響を与える。
不公平を受け入れる
生まれた環境を嘆いても良いことは起こらない。
なぜなら、それは宿命だから。
日本人として生まれたこと、日本に生まれたこと、この両親の子供として生まれたことは宿命なので変えることはできない。
泣いてもわめいても努力しても変えることはできない。
だったらそんなことで人生の時間を使うより、宿命を受け入れて前進した方がいい。
両親が与える影響
宿命の中で一番「どうして?」と思うのは両親ではないだろうか。
「どうしてこの親の子供として生まれてしまったのだろう。」
「産んでなどと頼んだ覚えはない。」
などと言う人も結構いる。
特に、人生がなかなかうまくいかない人はそう思う傾向がある。
これには意味があり、両親の仲が良い子供は人生がうまくいっていることが多く、結婚や仕事などでも成功することが多い。
一方で、不仲な両親の元で生まれ育った子供はつらい人生を過ごすことが多い。
努力しても人生がうまくいかない現実に自分の人生を呪うようにまでなる。
行きつくと、どうしてあの両親の元に生まれたのだろうか、となる。
両親の仲は偏差値へも影響する
東大合格者の親の年収は高所得者が多いとの調査結果があるが、両親の仲がよく円満な家庭が多いともいわれている。
一方で、偏差値が低い学校へ通っている家庭では、離婚話が出ていたりして両親が不仲なことが多い。
私は偏差値の低い高校へ通っていたため、そのことがよくわかる。
クラスメイトたちの多くは、両親が別居していたり、幼少期に父が再婚していたり、両親の別れ話で悩んでいる人や、両親が不仲なため引っ越しをする人などが多かったからだ。
毎日が勉強どころではないのである。
家庭が円満な子供は幼少期から自分の人生を生きることができるが、家庭に問題があるとそうはいかない。
子供らしい子供時代を過ごすことができないのである。
両親が怒鳴りあったり、DVをされている状況の中で勉強なんて出来るわけがない。
自分で選んでいる
つらい家庭環境で生まれ育つと、自分の人生を恨んだり、両親を恨むこともある。
その恨みを持ち続けると人生はますますうまくいかなくなるので、気持ちを切り替えるべきである。
「どうやって切り替えるの?」
と聞かれると、
「自分で選んだことだから」
と答える。
確かに人生は不公平である。
その人生の不公平について考えた末に出た結論は、
「その不公平は自分で選んだから」
ということに行きついた。
偶然だとしたら、やりきれないし、過去世の影響だとしてもやりきれない。
「自分で選んだ」が一番納得するしこれしかないとまで思っている。
「つらい人生なんてわざわざ選ばないよ」と仰る方もいそうだけど、つらい人生を選んだということはとっても勇気がある人なのだと思っている。
生まれる前のことなので、『勇気ある魂』になるわけだけど。
だから、つらい家庭環境の元で生まれ育った人は、めちゃくちゃ勇気のある魂で、すごいチャレンジャーなのだと思っている、というか確信している。
その意味を知らないで、表面上だけを見ると、お金持ちや仲の良い両親の元に生まれた人がうらやましくなり悲しくなってしまうが、そうではないのである。
「幼少時代つらかったけど、今も生きているじゃないか!自分って凄いなー。」
と自分をほめてあげる。
宿命を受け入れて、「自分はなんて勇敢なんだろう!チャンレンジャーなんだろう!よーし、この逆境を乗り越えるぞー!」と思うと人生が好転し出す。
生まれてくる前に決めた自分のミッションを達成したときには大きな喜びが待っていることも確かなことだ。
つらい人生を歩んできた分、その喜びは計り知れない。
まとめ
私たちは、産まれてくる前に、自分で両親、生まれ育つ生活環境や人生でのミッションを決めている。
生まれると、そのことを忘れてしまうため、勇気あるチャレンジャーな魂を持つ人は、高いミッションに潰されそうになり、どうして自分の人生はうまくいかないんだろう…。
と自分を恨んだり、両親を恨むことまである。
空回りする人生を恨むのではなく、自分で決めてこの世に出て来たのだと思い(気づき)、つらい幼少期を過ごした自分をほめてあげる。
宿命を受け入れてミッションを達成したあかつきには、大きな喜びが待っている。
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