先日は、
うれしくない引き寄せをしてしまった
体験を書きました。
引き寄せの法則というと
願い事を思い浮かべて、
引き寄せたい!
と願っている人が多いと思いますが、
実は、ネガティブなことは簡単に
引き寄せていたりするものです。
そこで、今日は、
ネガティブな引き寄せをしないコツ
について書きたいと思います。
引き寄せの法則を使っている人でも
意外にもご存知ないことがあります。
まずは、言葉の選び方です。
「○○したい。」
と言って引き寄せようとすると
引き寄せは起こらない法則です。
したい。
だと願望のままなので、
「○○です。」
と言い切るべきなのです。
また、
「幸せになりたい。」
「お金持ちになりたい。」
などと願うのも引き寄せは起こりません。
正しく言うと、ちゃんと引き寄せていて
願いは叶っています。
その理由は、
幸せになりたい。
と願っている、
ということは、現在幸せではない。
ということになるので、
幸せではないことを引き寄せているわけです。
なので、
「幸せになりたい。」と
強く願えば願うほど、
幸せになりたい。と
毎日お願いしたくなる引き寄せが起こります。
何度かこのブログにも書いていますが、
強く願わないことに限って
引き寄せの法則が実現化します。
引き寄せの法則とは、
そのような法則なのです。
それは、宇宙のエネルギーと同じです。
宇宙のエネルギーについて書き出すと
長くなるので、ここでは、
最初に書いたとおり、イヤな引き寄せを
引き寄せないコツについて書きます。
想像しないことは引き寄せない
私達は、想像したものごとを現実化できるようです。
というか、この世界にある物は、
誰かが想像したから現実化したものたちです。
飛行機を作りたい、
と思った人たちがいたから、
今、私たちは飛行機に乗ることができます。
もし、今まで誰も飛行機なんて
想像もしていなかったら、
今でも飛行機というものはなかったでしょう。
ある女性が、洗顔する時に泡立たないから、
泡立つようにどうにかしたい、
と思ったから、泡立てネットがあります。
という具合です。
飛行機も泡立てネットも物質ですが、
人間関係でも同じです。
「あの人、ヤダな。」
「絶対に関わりたくない。」
と思うと、関係性が発生してしまうのです。
本当は、疎遠になりたいのに、
なぜか嫌がらせを受けてしまったり、
まとわりついてくるのです。
これぞ、引き寄せの法則です。
そこで、このようなネガティブな
引き寄せを起こさないコツですが、
とてもわかりやくて
参考になる本があるので紹介します。
引き寄せの法則の本『サラとソロモン』
『サラとソロモン』
というとっても読みやすい本です。
この本は、
日本で引き寄せの法則がブームになる
よりも数年も前に翻訳されたものです。
主人公が小学生の女の子なので、
子ども向けかと思ってしまいそうですが、
中身は引き寄せの法則です。
しかも引き寄せの法則の原理が
とてもわかりやすく書かれています。
今まで、引き寄せの法則の本を
読んできたけど、よくわからない、
という場合にも、おすすめです。
主人公の女の子サラは、いたずら好きな
弟のジェイソンがいやでたまりません、
そんなサラは、ある日、
フクロウと出会い、
そのフクロウ(ソロモン)から引き寄せの法則を学びます。
『共鳴引力の法則』(=引き寄せの法則)
について教えてもらったサラは、
ソロモンに「その法則は間違ってる」と言ってしまいました。
サラの言い分はこうです。
共鳴引力の法則は、
類は類を呼ぶのに、
自分はいたずら好きな弟ジェイソンとは
違う種類で類ではないから、
この法則は間違ってる。
というものでした。
サラの言い分は、とてもよくわかります。
学校や職場などで、
自分は他人をいじめたりしないのに、
いじめられるとしたら、
類は類を呼ぶとは思いませんよね。
ですが、これは『共鳴引力の法則』なのです。
ソロモンが分かりやすく説明をしています。
ソロモンは、サラに、小さな豆電球がたくさんついたベッドほどの大きさの板を想像するように言いました。
この豆電球の光の一つはサラです。
サラが何かに注意を向ける時、サラの豆電球が光ります。
すると、サラの光と同じ波動を出す豆電球全部が同時にスイッチが入って光るのです。
その時、光っている豆電球全部が、その時のサラの世界になります。
つまり、その時、同じ光を発している者達がサラが接近できる人たちなわけです。
弟のジェイソンが1番いじめの対象にしているのは姉のサラです。
そして、ジェイソンにいじめられて1番嫌がっているのはサラ。
やっとサラは気がつきます。
「わたしがジェイソンを見て、ジェイソンに怒りを感じることによって、ジェイソンがいやだという波動の ≪光の板の豆電球≫ をつけっぱなしにしているのね」
ソロモンは答えます。
「君がきらいな何かを見ていて、それに気がついて、それを押しのけようとして、それについて考えている時、君は君の ≪光の板の豆電球≫ をつけているんだ。
それによって、いやなことをもっと経験することになる。
ジェイソンが近くにいない時でさえ、
ジェイソンが近くにいた時に起こった最近の出来事を君が思い出しているだけで、そうなるんだ。
サラとソロモンより抜粋
つまり、サラがジェイソンっていやだな、
と思っただけで、ジェイソンを引き寄せているというわけです。
だから、イヤだと思って疎遠になりたいと
思っている相手に限って、なぜか疎遠に
ならなくてまとわりついてくるわけなんですね。
ではいったい、どうすれば、疎遠になれるのか?
イヤな相手と疎遠になるコツ
好きな人がいるときは、
相手のことばかり考えてしまうものですが、
嫌いな人や、嫌がらせをしてきた相手のことも
頭から離れないものです。
同僚や友人にその時の嫌な出来事を
聞いてもらったりすることもありますよね。
一人でいるときは、
その時の怒りなどがふつふつとわいてきたり。
忘れようと思っても、
思い出さないようにしようと思っても、
なぜか頭から離れないものです。
サラもそうでした。
そこでソロモンの登場です。
ソロモンは、自分がどう感じているか、
に気がつくことが大切だと言います。
嫌がらせをされている時、
自分はどう感じているか?
また、罪の意識を感じていたり、
落胆していたりする時にも、
自分の望まないことと調和することになってしまう
と述べています。
君の幸せが他の誰かがやったりやらなかったりすることにかかっている時、君は罠にはまっているんだ。
自分の喜びは他人にかかっているのではないということがわかったら、その時には、本当に自由になれるんだ。
それは、君が夢見たことのあるどんな途方もない夢よりもすばらしい自由だ。
そして、君が喜びを感じられるかどうかは、君自身が何に対して自分の注意を向けることを選ぶか、ということだけにかかっているんだよ。
サラとソロモンより抜粋
ソロモンに教えてもらったサラでしたが、
その後、最悪な出来事があり、
学校が嫌で、自分が喜びを感じられることに
注意を向けることが出来ません。
ソロモンは、
この宇宙のすべての物事の中には、
≪君が望んでいること≫
と
≪君が望んでいないこと≫
という要素の両方が内在していると言い、
どちらかを選べるという選択肢が常に存在していると言います。
そして、
君がやるべきことは、君が望んでいるものだけが存在する完璧な場所を探し出すことではないんだ。
君がやるべきことは、君の望んでいるものをすべての場所の中に見つけ出すことなんだ。
サラとソロモンより引用
と説明をしたのでした。
確かに、自分が望む完璧な場所を求める人って
多いのではないでしょうか。
「○○だったら、幸せになれる。」
などと思って努力したりする人もいると思います。
だけど、ソロモンの言う通り、
この世の中には、
自分が望むものと、
自分が望まないものの両方があります。
自分が望む完璧な場所なんてないと思います。
だから、挫折したり、
こんなに頑張ったのに、
まだ幸せになれないなんて、
どうすればいいの?
などと思ってしまうのですよね。
サラは、その後も色々な場面に出くわし、
学びをつづけていきます。
まとめ
引き寄せの法則というと
願いを叶える法則だと
思っている人が多いと思います。
ですが、引き寄せの法則は、
自分にとって好ましいこと、
好ましくないこと、
構わずに引き寄せます。
それが引き寄せの法則なんですよね。
お金持ちになりたい。
と願うと、
お金持ちになりたいという現実を
引き寄せるし。
あの人と疎遠になりたい。
と思っていると、
その人と縁が出来てしまいます。
また、引き寄せの法則関係の本は
たくさん出版されていますが、
願いを叶えるタイプのものが多いと思います。
人間関係に悩んでいる人や、
引き寄せの法則の原理を知りたい人には、
サラとソロモンは実生活に役立ちます。
私はサラ目線で、
サラの発言にいちいち納得しながら、
大切なことをソロモンから学びました。
怒りそうになる出来事があった時、
サラとソロモンを読み返すと、
「あ、私が注意を向けるのは、
そっちじゃないんだ。」
と素直に方向転換できる大切な1冊です。
図書館で一読した後に、
これは手元に持っておきたい、
と思って購入したほどです。
人間関係で悩んでいる人って多いと思うので、
ソロモンがサラに教えてくれた
内容を少しだけ書いてみましたが、
お役に立てれば嬉しいです。