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許すのはムリだから切り捨てることにした

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ストレスによる人間関係を癒したり、
インナーチャイルドを癒す方法を探していると
『許す』という言葉に出会うことが多い。
これ、ずっと疑問だった。

  

だって、自分に酷いことをした相手のことなんて許せない。

 

意地悪してきた相手や、 例えば、家族を殺されたりした場合、 そんな相手なんて許すことなんてできない。

 

なのに、ひらすら 『許しましょう』ばかり。

 

私は許すことは出来ないので、 他の方法を見つけた。
それは『切り捨てる』こと。

 

誰が最初に言い出したのか知らないけど、
『許す』という言葉で表現してしまったのが間違いだったんじゃないの?と思う。

 

許すってさ、 意地悪された相手に対して
「大丈夫だよ。私は全然気にしていないので、心配しないでね。」
という意味だと思うから、 私はそんな相手を許すことなんて出来ない。

 

『許す』を辞書で確認してみると
・不都合なことがないとして、そうすることを認める。
・希望や要求などを聞き入れる。
・過失や失敗などを責めないでおく。
・相手がしたいようにさせる。
・そうするだけの自由を認める。
・うちとける
(幾つかあるので、意味が該当しそうなものだけ書いてみた。)

 

辞書の意味を見ても、やっぱり私は許すことなんてできない。
頭ではわかっても、心が許さない。

 

だから私は、許すことはしないかわりに切り捨てることにした。
その時の怒りの感情などを切り捨てることにした。

 

身に降りかかった嫌がらせなどの事実は消すことは出来ないけれど、
感情を切り捨てることはできる。

 

これが最初の頃はかなり難しいのだけれど。。
その時の感情を持ち続けたままだと、身体に良くないし、
また似たようなことが起こりかねない。

 

相手のしたことで自分の心身を痛めるつけることは、
二重に痛みを受けたことになるので、そうはさせない。

 

さて、その切り捨てる方法だけど、
その時の感情と向き合うこと。

 

通常、人は、嫌なことがあると悲しんだり怒ったりなどの感情が自然に湧き出てくる。

 

最初は怒ってもいい。
けど、その感情を切り捨てるわけだ。

 

それには、自分が今どんな感情なのか客観的に眺める。
今、私は、●●のことで怒っている。
そしてその感情を認めよう。

 

いつもは怒って怒って怒って、 それをずーと持ち続けている。
うっぷん晴らしをする人もいるかもしれない。
友人にグチを聞いてもらう人もいるかもしれない。
ヤケ酒を呑む人もいるかもしれない。
相手に対してかわいそうな人だな、 と思うことにする人もいるかもしれない。

 

けど、これらの方法だと臭いものにフタをしただけ。
その怒りは心の奥底に蓄積されてどんどん溜まっていく。

 

人によっては病気になってしまうこともある。
それに、似たような出来事に遭遇してしまうこともある。

 

だから、感情を客観的に眺めて、それを認める。

 

「今の感情を認めることができますか?」
「はい」「いいえ」と自問自答する。

 

多分この段階だと「はい。」と答えると思う。

 

次に、その感情を手放したいか自分に問う。
「いいえ」と答える場合もあるかもしれないけど、本当は手放したいと思っているはず。いつまでも怒ってなんていたくないと思っているはずだから。

 

だから、そんな感情は今すぐ切り捨てて手放してしまえばいい。
たったこんなことでmaxだった怒りの感情を切り捨てることができるの?
と疑問に思うかもしれないけど、 自分の感情を認める、つまり向かい合い 自問自答しているとき、機械的な瞬間になっている。

 

ほんの数秒だけど、機械的つまり冷静な瞬間に感情は存在しない。
つまり、さっきまで怒りの感情で溢れていたのに切り捨てることで怒りは消える。

 

私はこの方法を見つけてから、 なにか起こるとすぐに自問自答をして、 ネガティブな感情を切り捨てている。

 

これをつづけていくと、なぜかあまり怒りの感情が湧かなくなってくる。

 

以前、同僚の件でストレスを抱えていた時、 心理カウンセラーの先生にも相談したことがある。
その時、「かわいそうな人だと思えばいい。」 とアドバイスされた。

 

上述したけどこれだと臭いものにフタになるし 相手を下にみていることになる。
これだと解決にならない。
あれこれ試して、ネガティブな感情はその場で切り捨てる結論にいたった。