ストレスの多くは人間関係だと言われている。
以前、がん患者の講演会を聴講したとき、
その日のゲストは南雲先生だった。
若返りの著書がベストセラーになった若々しい先生としても有名。
ストレスとかあまりないのかな~ と思っていたら、
やっぱりそうはいかないようだった。
先生は、ストレスの原因は人間関係だと仰っていた。
例えば、農作物を育てていて、 それがメチャクチャになったとする。
メチャクチャになった原因が自然現象なのと、誰かにされたのだと受け止め方が違う。 誰かにされた場合、怒りが湧いてくる。
以上のようなことをお話されていた。
だけど、私たちは家族や職場の人たちと関わって生活をしている。
その関係性の中で、いかにストレスと向き合っていくか、は重要だ。
私の場合、ストレスが体にくるタイプ。
人によっては鬱病になったりする。
他人は変わらないから自分を変えていかなきゃ、とは昔からよく聞くアドバイスだ。
そんなことは100%分かっている。
ストレス解消でスポーツをしたり、
カラオケに行ったり、
ヤケ酒を呑んだり、
友人にグチったり、
親しい人に八つ当たりする人もいる。
私は食べに走る。
職場でストレスを感じると、急に甘いものが欲しくなって、
お菓子を二袋もペロリと食べて、 その後も次から次へと
甘いものを口の中へ放り込んでいた。
やがて体は食べ物を消化し始めるわけだけど、
食べた量が多いので、体すべてのエネルギーを消化のためにまわす。
そのことで他の臓器や手足に冷えがおこってしまう。
それが免疫力低下になり、一番命の存続に支障がない臓器が
体の負の部分を引き受ける。
女性は子宮。
そんなこともあって子宮筋腫持ちになったりする。
そのことが分かって根本から治していかないと、筋腫を切っても再発する可能性があるのだ。
ストレスの解消法より、ストレスを感じたくない。
何が起こってもストレスを感じない。
他人にどんなことを言われてもストレスに感じない。
そんな方法があった!
それは『他人へのジャッジをやめること』
他人のことをあれこれジャッジしているからストレスになるのだ。
特に真面目な人ほど他人をジャッジしてしまう傾向にある。
こうするのが当然でしょ
なんであの人はあんなやり方をするの
可笑しいよね
変だよね
常識ないよね
などと思ってしまう。
それがストレスの元。
日本社会では、真面目なことは良いことだと美化されてきた。
そんなこともあって、他人の目を気にして真面目になっている人もいる。
ちゃんとしないと他人から白い目で見られる。
何か言われるんじゃないか。
などとネガティブな気持ちから真面目人間になっているタイプ。
そして真面目人間は、
真面目なことがストレスになっているとは気がつかない。
だっていいことだと思っているから。
ストレスを受けたくなかったら、他人へのジャッジをやめること。
その方法は、
「私は他人へのジャッジをやめます」
と毎日言い続けること。
他人の言動でジャッジをしてしまいそうな時や、してしまった時は、
「今ジャッジしそうになった」
「ジャッジしちゃった」
と自分で認める。
なんだ、結局ジャッジしていいの? と思うのは早い。
ジャッジし放題と、ジャッジしてしまった。
とでは全然違うから。
後者の場合は、自分と向き合うことになる。
自分と客観的に向き合うって冷静な瞬間。
まったくジャッジしなくなったら、 修行僧のレベルくらいだから
少ししちゃったくらいでへこむこともない。
そんなことを続けていくうちにジャッジする回数が減っていく。
この効果は私の場合1ヶ月くらいで出て来た。
そうなると、他人の言動が気にならなくなるのだ。
今までは気になっていたから、そこに注目してストレスに感じていた。
他人へのジャッジをやめると、他人の言動にいちちち注目せずに、
何ごとも感じなくなる。
そうやってストレスフリーになると生きやすくなる。