思ったこと

天下りって企業にもおおいですよね

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出典:pixbay

 

文科省の天下りのニュースがありましたね。

 

「まだ天下りなんてやってるの?」

 

と驚かれている方もいたようですが、
天下りって日本の雇用形態そのものじゃないの?
と思うことがたくさんありました。

天下りの組織ばかり

 

私は転職が多いからなのか、
天下りの現場をよく見かけました。

 

新卒で入社したのは
地方の小さな企業だったので、
天下りとは無縁でしたけど、
東京へ出てきてから働いた職場では天下りが多かったです。

 

学生の頃は、
仕事って働いてお給料もらって、
その職場には上司や同僚がいて、
取引先などがあって、などとイメージを持っていました。

 

ところが、実際に入社してから、
思っていた職場のイメージがちがいすぎてびっくりしたものでした。

 

まず、新卒で入った会社の取引先に派遣のOLさんがいて、
その時代はまだ派遣さんってそれほど知られていなかったので、

 

「ここの会社の方じゃないの?え、派遣ってなに?」

 

と思って説明していただいたけど、
その時はよくわからなくて、その数年後に理解できるようになりました。

 

その後、私は派遣で働くことになりました。。。

 

天下りに行く人、来た人

 

派遣だと色々な企業で働く機会があったのですが、
そこには天下りして来られた上司や、天下りに行った上司たちがたくさんいました。

 

天下りに行く先は、所属する企業よりも小規模な企業で、
課長だった場合は、部長となって天下っていかれていました。

 

天下って来られた方は、大きな企業から来られていました。

 

企業では天下りは日常茶飯事ですが、
公務員ではないのでバッシングはされないのだと思いますが、
やっていることは同じなのではないでしょうか。

 

会社に残ることができるのは一握り

 

入社しても、昇格できないシステムになっているのですよね。

 

だって、頑張っても天下りの上司がやってくるのですから。

 

入社した会社に残ることができる人はほんの一握りなんです。

 

社内で年配の方を見かけたときに、

 

「あの方たちはとても優秀なんですよ。」
「優秀じゃないと会社に残ることはできませんから。」

 

と説明されたこともありました。

 

新卒で入社して、残業してクタクタになるまで毎日働いて、40歳を過ぎてからいきなり天下るように言われるんです。

 

大学の先生も天下り

 

大学にも天下りで来られた先生がたくさんいたと聞きました。

 

私が通った大学には立派なビルがあるのですが、
それは東大からの天下りの先生をお迎えするために建てられたとのウワサがありました。

 

官僚と同じように、ポジション絡みでの天下りがあるのかもしれません。

 

組織からいち抜けする人々

 

組織って、天下りで成り立っているようなものなのかも。

 

就活して頑張って入社しても、
天下りばかりだとやる気がなくなるというか、
どうせがんばっても上に行けないし、、、
などと思ってしまいそうです。

 

学歴や企業の大きさなどで上から下へ
どんどん天下るシステムってどうなんだろう。。。

 

「今の若者は入社してもすぐに辞める、、、」

 

とまるで根性が足りないようなことを申すおじ様たちがいますが、

 

「いち抜けた~。」

 

ってなっても不思議ではないと思います。

 

逆に、20代で安定を求めて
公務員を目指している人の方が
時代に逆行しているようにも見えます。

 

そんな時代になったのだと思います。

 

いち抜けするのは若者だけじゃなくて、中高年にもいます。

 

いち抜けした人たちにとっては天下りなんて別次元で関係ないですからね。

 

最後に

 

組織は天下りばかり。

 

組織に勤めていることを社畜と表現する方もいますが、
最近は、そんなシステムからいち抜けする人たちが多いです。

 

10年後、20年後はどんな社会になっているのか楽しみでもあります。