今日は確定申告を提出してきました。
毎年、医療費控除のために申告しています。
医療費控除について誤解しているというか、
よく知らなくてもったいないことをしている人がいると思うので日記に書いておくことにしました。
というのも、以前、
私も知らなくて失敗したことがあったので。
申告の締め切りは3月15日なので、
まだ間に合います。
確定申告
毎年、〆切よりかなり前に提出するので、
こんなにギリギリになってから税務署へ行くのは
始めてでした。
いつもはすぐに提出できるのに、
今日は外まで長い列が。
かなり並ぶのかと思ったら、
対応される方が多かったようで
5分待っただけでした。
マイナンバーは必要?
事前に、マイナンバーは任意だと聞いていたので
書かずに提出したら
「マイナンバーがありませんが。」
と言われてしまったので
「任意ではないのですか?」
と聞いたところ、
「法律で決まっているので必要です。
任意ではありません。
ですが、今年はなくてもいいです。
来年から書いてください。」
と言い、受け取られました。
法律で決まっているけど、
受理するのがよくわかりません。。。
ま、そんなわけで、
無事に提出してきました。
知らなきゃソンする医療費控除
一番勘違いしているのが、金額です。
ネットで確定申告の医療費控除で
検索してみると間違ったことが書いてある
サイトもありますので注意した方がいいです。
国税庁のホームページを見れば確かですが、
公式ホームページはわかりにくい
こともあるので 私は何か調べて
分からない時には、 一般の方のブログを
参考にすることが多いです。
金額、対象になる経費、
通院した期間などについてまとめておきます。
支払った期間
1月1日から12月31日までに
病院で支払った医療費、購入した市販薬、
通院のための交通費などです。
自分以外にも、
生計をともにしている家族の分も
まとめて申告することができます。
我が家は、私がまとめて申告しています。
バラバラに申告してもそれぞれに
還付金(税金が戻る)があればいいですが、
まとめて誰か一人が申告することで
還付金があるのなら、まとめた方がいいです。
控除になるもの
- 病院で支払った金額(保険適用外でも可)
- 整体もOK
- 薬局で買った薬(ビタミン剤、サプリ等は対象外)
- 妊娠・出産費用
- 歯列矯正(美容の目的は対象外)
- 通院のための交通費(タクシーも可)
私は保険適用外の治療を
何度か受けたことがありますが、
申告しています。
保険適用外は1回の治療が数十万円などと
高額ですが 保険適用外なので高額医療費にはなりません。
だけど、確定申告で申告することができるので助かります。
よく知られていないのが整体です。
整体はねんざや骨折などの治療や
リハビリで通院することがあるので
それらはもちろん対象です。
肩こりがひどくてマッサージに
通っている人も多いと思います。
エステやサロンは対象外ですが、
マッサージは対象となります。
通っている先生に、
確定申告の対象になるのか確認してみた方がいいです。
確定申告の対象になるとは
思ってもいなかったので先生に
「なりますよ。」 と言われたときに驚きました。
健康診断や人間ドッグは原則では対象外です。
ただし、診断の結果、病気がみつかって
治療を行った場合は、対象となります。
眼科に通う人も多いと思いますが、
レーシックは対象ですが、
近視・遠視のためのメガネの購入は対象外です。
交通費はタクシーを含めて対象です。
タクシーは領収書があるので一緒に提出します。
バスや電車は領収書はありませんが、
医療費の領収書を入れる封筒に記載する欄があります。
私の場合は、
封筒の表面にすべて書ききれないため、
Excelでまとめた用紙を封筒の中に入れて提出します。
Excelには、日付・病院名・支払った金額・交通費 を計上しています。
医療費控除になる金額はいくら?
医療費控除になる金額の計算式で
10万円とよく聞きますが、
総所得金額が200万円未満の人は、
10万円ではなくて総所得金額の5%になります。
総所得金額が100万円の人は、
100万円×5%=5万円になります。
総所得金額は職場から渡される
『源泉徴収票』の「所得控除の額の合計額」」の金額です。
総所得金額が200万円以上の人は、
病院で支払った合計金額から
生命保険などで支給される金額を
差し引いた金額から10万円を差し引いた金額。
総所得金額が200万円未満の人は、
例えば100万円の場合、
病院で支払った合計金額から
生命保険などで支給される金額を
差し引いた金額から5万円を差し引いた金額。
私は10万円だと思い込んでいた時に、
10万円で計算して申告したことがありました。
税務署は国が不利になる申告の場合は
連絡をしてきますが、
個人が不利になる場合は、連絡はしてこないです。
この時も連絡はなかったですが、
間違えて金額を多く申告してしまったときは ちゃんと連絡がきました(^^;)
国民健康保険
私は組織に所属しているので、
国民健康保険・年金はお給料から
自動的に引かれますが、
家族で組織に所属していない人の分は一緒に申告します。
フリーターやニートなどで組織に
所属していなかったり
収入がない家族の国民健康保険料・国民年金保険料を申告することができます。
収入がない期間は
年金を免除にされている人も
いると思いますが、
健康保険料は支払っているはずですので
確定申告に計上します。
フリーで仕事をしていて
そこそこ収入がある場合は、自分で青色申告をするのでそちらに計上します。
扶養家族
勤労学生や扶養家族がいれば、
その金額も控除することができます。
例えば、ニートが一人いる場合は
一人につき38万円を計上することができます。
まとめ
確定申告はよく解らないので
申告しない人もいますが、 一度作成すると簡単です。
私も最初わからなかったとき、
同僚が作成してくれました。
確定申告のセミナーに
参加したこともありましたが、
大勢の人で話もよくわからなかったです。
その翌年から、同僚が作成してくれた
控えを見本にして作成してみたら、
「あれ、簡単!」と思ったので、
それからは自分で作成しています。
喰わず嫌いじゃなくて、やらず嫌いもありがちです(^^;)
年に一度のことなので、忘れていますが、
昨年の控えを見れば簡単です。
転職したり、無収入のときがあると
ちょっとめんどくさいと思うことはありますが、
基本は同じなので10分もあれば作成できます。
医療費控除額と対象になる経費について
誤解していたり知らない人が多いようなので、
申告すれば税金が戻ってくるかもしれないのに。
と思うことがあります。
今回は、医療費控除と私が計上していること
のみ取り上げましたが、寄付をしたとか、
他にも計上できる経費はあります。
情報を知っているか知らないかで
税金が戻って来たり来なかったりするのがこの世の中です。
税務署はこちらに利益になることは
わざわざ教えてはくれませんので、自分で調べるしかありません。
これからますます情報を知っているか
いないかによって人生がかわっていく時代に
なるような予感がするので、
固定概念にとらわれず頭をやわらかくして
アンテナをはっていきたいと思っています。