日本人は貯金好きだけれど、その1番の目的は「将来のため」だそうだ。
老後のためや何かあった時のためなのだと思うけど、貯金をする場合は、目標を持つべきである。
と経験者として語っておきたい。
目標金額よりも大切なのは目的
「貯金をするときは、目標金額を決めよう!」
と聞くが、それよりも大切なのは、
「使途を明確にする」
ことである。
ほとんどの人が、「なにかあったときのため」に貯金をしているようだが、その通り、ちゃんと何かが起こってその貯金は使われることになるのだ。
その何か、が嬉しいことならいいけれど、ほとんどは嬉しくないことに使われる。
なにかあった時とは?
何かあったとき、ってどんな時だろうか!?
もし、楽しいことやうれしいことのために貯金を始めるのであれば、その時点でちゃんとした目標があるはずである。
例えば、
- 結婚資金を貯める
- 旅行資金を貯める
- 買いたい物があるから貯める
など、その目的のために貯金をするはずだ。
それに対して、何かあったときのために、ってネガティブなイメージが浮かびませんか?
用心のために貯金をするような印象。
だからなのか、何かあったときに貯めておいたお金って、うれしくないことに消えていく。
治療費に消えた貯金
私の場合は、何かのためにということはもちろん、「この程度は貯金しておかないと」という目的がない状態でコツコツと貯金をしていた。
その貯金の仕方は涙ぐましい努力そのものだった。
数万円から10万円くらいまで貯まると、定額貯金に利回りが良くつくように小口にわけてたりしていた。
(今ではこの手法は使えなくなっているが。)
当時は、より金利がつくように、マネー雑誌で調べたりしていたのだ。
その数年後、私は病にかかり数百万円を医療費に使うことになった。
その後、社会復帰をしてまたコツコツと貯金をしなくっちゃ、とスタートをした矢先、またも病にかかり、それらの貯金は治療費や仕事ができない期間の生活費に消えた。
すべての貯金が治療費に消えてしまったのだ。
数十年かけて貯めたお金が、数回の治療費や生活費にあっというまに消えてしまった。
「貯金があってよかった」
と思うのと同時に、
「これだけのお金があったら旅行へもたくさんいけたし、残念だな、、、」
とも思った。
願いは叶う
だけど、私の貯金は、何かのあったときのためにちゃんと使われたのであった。
私たちが住むこの宇宙は、自分が願ったことをちゃんと叶えてくれるから、私の貯金もちゃんと願いを叶えられたというわけである。
まとめ
貯金をするときは、ちゃんとした目標をたてること。
ただし、病気をしたときのため、などとネガティブな目標にすると現実化してしまう。
誰でも、病気はしたくないし、治療費に使いたいと思って貯金をする人もいないはずである。
貯金をするときは、
- ●●への旅行資金
- ●●を買う為
- 両親へ●●をプレゼントするため
など、実現したらうれしいことにする。
また●●には具体的なことを入れた方がより実現しやすくなる。
まだ若いのに、老後のためにと貯金をされる方もいるけれど、生活費や病院代のために心配だから貯金をするのではなくて、
老後も美味しいものを食べたり、
外出したり、
趣味をしたり、
友人たちとお喋りをしたり、
子供や孫たちと一緒に笑ったり
など、楽しい人生を過ごすために貯金をする目標をたてた方が、貯金をする時の気持ちも明るくなってくるし、なにより楽しい老後を過ごしたいものである。