出典:pixbay
5日の日記に書いた、パワハラで悩んでいる同僚のその後の状況です。
そのときの日記です。
悩み相談を受けたときの対応
とりあえず、
かなり前向きになられました。
体調をくずされてお休みされていたし、
その体調の悪さも身体のあちこちに出ていて、
仕事中に手が震えたりすると言っていたので
かなり心配していたのですが、
出勤されて私のデスクまで顔を出しに来てくれました
顔色もよく、
10歳くらい若返ったようなお顔をされていて、
ひと目見て安心しました。
「大丈夫?」
と訊ねたところ、笑顔で
「大丈夫。」
「受け取り方次第ですね。」
と言ってきたので、
「けど、改善すべきところはしてもらうようにしないとね。」
と言ったところ、
「そうなるようにします。そうなるような気がする。」
ようなことを言っていました。
相手は変ることはないので、
こちらの受け取り方や気持ちを変えることは大切ですが、
仕事に支障が出ることはもっと上の上司を交えて、
いい方向へもっていくようにした方がいいと思ったので、
そのようにお話しました。
サイコパスの上司
私もほっと一安心したのですが、
彼女曰く、
「自分の状況をわかってくれる人が職場に
一人でもいたことがとても救いになった。」
とのことでした。
カウンセラー、産業医、上司、同僚、
労働局にも相談して、
誰に話しても改善の余地もないし、
苦痛を抱えていてどうしようもなかったとき、
なぜか私のところへ来られたことで、
前向きになられたようです。
彼女から状況をお聞きする前から、
彼女のおかれた職場の人間関係が
大変そうだと察していたので、
彼女から話を聞き出すのも早かったです。
というのも、
彼女の直属の上司を2回だけお目にかかったことが
あったのですが、すぐにサイコパスだと思ったからです。
サイコパスの同僚
20人に1人とも25人に1人はサイコパスだ
と言われているため、出会う可能性は高いですが、
サイコパスにも重度と経度があると思います。
私も今の職場でサイコパスの同僚からいやがらせをうけて、
オフィスを離していただいた経緯があるので、
彼女が話を切り出しやすいように、
そのことをすぐにお話しました。
すると、彼女は、私にいやがらせをしていた
サイコパスの同僚がそのような人だったとは
想像もしていなかったと大変驚き、
自分の上司とそっくりだとのことでした。
どうして驚いたのかというと、
彼女はほぼ毎日、私にいやがらせをしていた
同僚を含めて6名ほどと一緒にランチをしているからです。
ランチタイムにしか話をすることはないけれど、
そんな人だとは思ってもいなかったとのことでした。
そして、
最初はその同僚にちょっと相談したそうなんです。
私が気を悪くしたら申し訳ないと前置きしたうえで、
「馬が合わなくて、、、オフィスを分けることになって。
突然怒り出したりして、、、。」
と私のことを語ったそうです。
ほんとうは
もっと私について話していたのかもしれませんが、
それだけ教えてくれました。
これだけ聞くと、
まるで私が情緒不安定で問題ありの人のようですね。
何度も何度も普通に穏便にサイコパスの同僚を
傷つけないように仕事の話をしていた結果、
あまりにもウソをついたりいやがらせをしてきたため、
強い口調で言わざるを得なかったのですが、
彼女はどうして私が強い口調になったのか、
その理由もわからなかったし、
考えもしなかったことがわかります。
理由はわかっていたけれど、
知らないふりをした可能性もありますが。
ですが、結局、
上司のパワハラに悩んでいた同僚は、
私のところへ相談へ来たわけです。
私へいやがらせをしていた同僚では
悩みの解決に向けてなにも得ることがなかったということです。
突然怒り出して、、、
と私のことを言うだけで、
その悩める同僚の解決にプラスになることはなかったわけです。
というよりも、
もし本当に私が問題ありの人だったら、
いやがらせをしていた同僚はその悩める相談者に
アドバイスができていたはずです。
悩める同僚が私のところへ訪ねてきたことで、
どちらに問題があるかは一目瞭然です。
相談に来た同僚は、
「大変でしたね。」
と温かい言葉をかけてくれました。
悩みとグチはちがう
あんなに悩んでいた同僚が
気持ちを切り替えることが出来たのは、
理解してくれる人がいたから、
とのことでしたが、まったくその通りだと思います。
ネガティブな話は聞かないようにしよう、
と世間で聞くし、人間関係の本などにも
書いてありますが、グチと悩みは別物です。
本当に悩んでいる人が相談に来た場合は、
それはグチではなく深刻な悩みです。
そして世間では、
聞いてくれるだけですっきりする、
と言いますが、話を聞くだけではまだ半分です。
そのときは、
話を聞いてくれるだけでもありがたい、
と思いますが、話終わってから心の中にもやもやが残っているのです。
なので、
自分のことのように対策を一緒に考えたり、
ただ話を聞くだけでなく、真剣に聞くことで
相手は心から救われるのだと思います。
まるで自分のことのように心配して
話を聞いてくれるということに感動するのです。
悩みがある時、
人は孤独になり不安になります。
そんなとき、
真剣にまるで自分のことのように話を聞いて、
解決策を一緒に探ってくれると救われるものだと思います。
今の職場は人間関係がとても希薄なので、
芸能人やテレビやたわいのない話はしますが、
ちょっとでも深刻になりそうな話だと察すると話をそらされたり、
聞こえないふりをされてしまいます。
そのかわり、
そのような人に限って、
自分はどんどんグチや自慢話を言ってくる人が多いです。
カウンセラーさんや誰にも話を聞いてもらえず、
発狂して離職してしまった同僚もいました。
誰かが真剣に話を聞いて差し上げれば
発狂して辞めることもなかったと思っています。
私は離職した同僚とまだそこまで親しくなかったため、
もう少し接することがあれば、私でよければ
話を聞くことができたかもしれません。
最後に
グチと悩みはちがいます。
グチは自己本位で自分の意のままにならないことを
正当化するためにいつまでもグタグタと
主張することですから、聞き手もうんざりします。
ですが、深刻な悩みは別物です。
グチと深刻な悩みを混合して、
悩みを相談しているのにグチだと
受け止める人が多すぎます。
上司やカウンセラーさんでさえそうなのですから。
悩みを打ち明けられても、
解決できるわけでもありません。
ですが、真剣に親身になって話を聞いて、
一緒に解決策を考えたり、
アドバイスできることがあればお話ししたり、
それだけでも相手は救われます。
悩んでいるときは淋しくて孤独になりがちです。
そんなとき、
親身に話を聞いて気にかけてくれる人が
いるだけでも救いになると思います。
私も上司にパワハラを受けている同僚の
解決をしてさしあげる力も持っていません。
ですが、
改善のための考えつく糸口とお話ししたことと、
その上司の前では明るく堂々としている方がいいこと、
何かあればいつでも連絡してくださいとお伝えしたことで、
自分のことを分かってくる人がいると思い救われたようでした。
ともかく、上司にパワハラを受けている同僚が
明るく前向きになってほんとうに良かったです。