女性は、男性に愛してもらいたい、大切にしてもらいたいと思うものだ。
だけど、いざそのような男性が現れてお付き合いが始まると、不安がフツフツと湧き出てくる女性がいる。
嫌われたらどうしよう?
彼が離れていったらどうしよう?
他に好きな女性ができたらどうしよう?
と心配になってしまう女性。
また、結婚してその後も愛されて大切に想われているのに離婚する女性もいる。
男性としては、そのような女性の気持ちが、当然ながらわからない。
そのため、愛している彼女が別れを希望するのであれば、彼女の気持ちを尊重して別れる選択をする男性がいる。
なんて、もったいないことを!
どうしてこのような心境になってしまうのか、今日の日記では、そんな複雑な女心について取り上げる。
彼ができると不安になる女性
お付き合いが始まった頃は、嬉しくてラブラブだけれども、デートを重ねるうちに、不安がこみあげてくる女性がいる。
自分はこのままずっと彼の恋人でいたいのに、彼が離れていくのではないか?と不安や心配で頭がいっぱいになってしまうのだ。
不安になった女性がとってしまう行動
彼との関係に不安な気持ちを持ってしまった女性たちには、似たような行動をとる傾向がある。
それは、他に気になる女性がいるのではないか、浮気しているのではないかと疑うことも含めて、
- スマホチェクをする
- 自分と仕事を天秤にかけてみる
- 彼を試す
- 仕事を休ませる
- デートの帰り際離れたくないとダダをこねる
- ムリな要求をする 等々
わがままを言うのもいいのだけれど、度が過ぎて彼に大きな負担を掛け過ぎるとマイナスにもなるので、わがままはかわいい程度やちょっとハードルが高いくらいが無難だ。
だけど、彼への不安でいっぱになると制御がきかなくなったり、彼には要求しないけれど一人で悩みつづける女性もいる。
大好きな夫から愛されているのに離婚する女性
相思相愛で結婚して、ご主人から愛されて大切にされているのに、離婚を切り出す女性もいる。
ご主人からは
「君がいてくれるだけでいいから。」
「君の好きなようにしていいよ。」
「君さえいてくれれば僕は幸せだから。」
と妻のことが大好きなんだな、などの愛の言葉ばかりだというのに。
この女性は、自分が無能だと勘違いしてしまったようだった。
自分も一人の人間なのに、人として認められていない、価値がある人だと思われたい。
そんな感情を抱いてしまい離婚されたようだった。
離婚すれば、仕事をして経済的自立もすることになる。
当然、自分自身で価値観を感じることができるようになるわけだ。
彼にとって彼女は『花』であることを知る
かつて勤めていた職場でこんなことがあった。
一人の女性社員が仕事をほとんどせず、同僚と雑談していたりしていたため、見かねた先輩の女性社員が、上司にそのことを相談したらしい。
その男性上司からの返答は
「いいのいいの。彼女は『花』なんだから。」
とのこと。
その先輩女性や他の女性たちはその上司の意見に対して、怒ったりとか、その女性を悪く言ったすることはなくて、その対応の仕方に関心した覚えがある。
彼女が仕事をしないで雑談をしていることは周囲も知っていることだし、上司が『花』だからと言っちゃってるし、ま、仕方ないね。
という感じだった。
さすがに、職場でこのような状況は好ましくないことだけど、男性にとって、女性は『花』なのだと、だから労働に対してお給料が発生する職場であっても、上司の立場を利用してそれを通しちゃっている。
職場でさえそうなのだから、お付き合いをしている男性はなおさら彼女のことを『花』だと思っているのだ。
『花』はそこにあるだけでよい
『花』とは植物のお花のことだけど、美しい女性の例えとしても使われる。
立てばしゃくやく、座れば牡丹、歩く姿は百合の花、柳のような美人、大和撫子。
花はそこにあるだけで美しく、癒しのパワーもある。
『花』と『華』
この文字は読み方が同じであるが、『華』は花びらが美しく咲き乱れることから生まれた。
『華』には栄える、名声を得るなどの意味があり、お祝い事にお花はかかせない。
美しくてポジティブな気分にさせてくれて繁栄へと導いてくれる意味があるのだ。
また、華やかな女性という使われ方もする。
お花と女性がリンクするのは当然のこと。
だって、男性にとって愛する彼女は幸運へと導いてくれる女神なのだから。
彼とのお付き合いに不安になる女性の心
彼ができると不安になりはじめる女性たちがいるのはどうしてなのか?
それは、彼女たちの心の底に、幼少期からの不安や悲しみがたまっているから。
女性は感情の生き物だし、コミュニティーの中で生きてきたため、不安をかかえているものである。
ただでさえ不安を抱えやすいのに、幼少期に悲しいことがあったり、親に愛情をたっぷりと与えられないと、愛情に渇望した状態で成長することになる。
愛情に飢えていることは不安につながる。
不安を解消したくて、彼が欲しいと思う女性もいる。
彼ができれば、この不安から解消されると思ってしまうのだ。
だけど、いざ彼ができると、不安がフツフツと蘇ってくるのだ。
それは当然のことだ、だって、心の奥底に幼少期からの不安がたまっているのだから。
不安のなくし方
幼少期からの不安をなくさないかぎりそれらは湧き出てくる。
それは幸せになればなるほど鮮明になってくる。
だから、心から愛して大切に想ってくれる男性が現れても、不安になったりしてしまうのだ。
その不安のなくし方は、幼少期の自分と向き合うこと。
それと同時に、親にとっても愛されていたのだと気がつくことである。
親だって完璧じゃない、完璧な親なんていない、愛し方がぎこちなかったかもしれない、だけど、生まれてから何年も何十年も過ぎて現在にいたるわけ。
あの時の赤ん坊だった自分を、親は親なりに育ててくれたのだ。
あの時、親ができる精一杯のことをして育ててくれたのだ。
不器用であっても、親のやり方で愛して育てられたのだ。
と思うと不安が消えていくし、パートナーからの愛情を素直に受け止めることができるようになる。
ずっと『花』でいる
幼少期から抱えていた不安がなくなると、『花』であることに違和感がなくなる。
花はやがて散るものであるが、花びらがいつまでも散らないように、美しくありつづけたいものである。
まとめ
彼が欲しい、自分を愛してくれるパートナーと出会いたい、と哀願してそのような相手が現れると、今度は不安になり、彼が自分の元を去っていくのではないか、浮気でもしているのではないか、と心配になる女性がいる。
それは、自分の中に不安を抱えているからである。
不安があると、その愛を失うことが怖くて受け取れなくこともある。
自ら手放してしまう女性もいる。
失うのではないか、と不安を抱えるよりも手放してしまった方が、取りあえずは安心するから。
相手からの愛を受け取れない状態だ。
その不安は幼少期から蓄積されたものなので、まずはその不安を解消することである。
不安がなくなると、男性からの愛情を抵抗なくどかーんと受け取ることができるようになる。
そのためには、自分は親に愛されていたということを知ることだ。
愛されていないという気持ちから不安が生まれる。
だから自分の親は不器用だったかもしれないけれど、親に愛されていたことを自分で認めることで不安は消えていく。
そして、自分はパートナーにとって『花』であるのだと知ること。
花はなにもしなくてもそこにあるだけで美しい。
そして、いつまでも相手にとって美しい花でありつづけたいものだ。
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