夢の実現に向けて
実践中の夢ソムリエです。
私の夢は、
信頼し合える人間関係を築くこと、
精神的・経済的自由を手に入れること。
そのためには、
まずは健康がベースだと思い取り
日夜組んでいるところです。
最近また、O157をニュースで
目にすることが多くて
未来あるお子さんが被害にあってしまい残念です。
同じお料理を食べて
もまったく影響を受けない人と
巻き込まれてしまう人の違いについては
過去の日記に書きましたが、
今回は「何を食べるか?」についてメモしておきます。
というのも、
O157がニュースで何度も流れていたときに
読んでいた本が、
安部司著の『なにを食べたらいいの?』
だったということもあって。
O157で被害に合わないためにも参考になる本です。
しかも、食べ物の本なのに
最後は涙が出てしまいました。
231ページの薄い本ですが、
内容はぎっしりとつまっていて、
親子関係やライフスタイルまで変わってしまう可能性のある本です。
『なにを食べたらいいの?』
「なにを食べたらいいの?」
著者の安部司さんは、
元総合商社の食品課に勤めていたことがあり、
主に添加物を取り扱うお仕事をされていたとのことです。
ある日、ご自分が開発した商品である
肉団子を、娘さんが美味しいと
食べている姿を見て、退職を決めたそうです。
その娘さんの大好物だった
その肉団子には添加物が入っていました。
食品添加物の神様とまで呼ばれていた
安部さんは、仕事人としては成功者でしたが、
父親として辞表を提出したそうです。
肉団子は、捨ててもいいほどの
くず肉と添加物でできています。
私はフードコーディネーターの
資格を取ったとき、肉団子が
どのような材料でできているのか
知ることができたので、
それからは自分で買うことはないし、
ほとんど口にすることもありません。
私のように、どのような材料で
なりたっているのかを知れば、
どれほど美味しいと思っていたとしても、
食べたい!と思わなくなります。
開発者である安部さんは、
お嬢さんが大好物だと知り、
ショックだったのでしょうね。
その後、安部さんは
無添加食品等の開発や
伝統食品の復活に取り組まれたり、
今回とりあげる
『なにを食べたらいいの?』等の
本を出版されたり、
講演をおこなっていたりとご活躍されています。
他にも本を出版されていますが、
『なにを食べたらいいの?』を
1冊読んだだけでも、
食品の裏側、食品の選び方が
わかりやすく書かれていてます。
お子さんをお持ちの方、
健康になりたい方、
ダイエットをしたい方、
体にいい食品を食べたいけど
家計のことを考えると難しいと思っている方など、
多くの方の参考になる本です。
食べることは毎日のことですから、
すべての方に関係があることが書かれています。
目次と概要
まず、目次です。
序章 なにかがおかしい日本の食
第1章 子どもの大好物の「裏側」
第2章 子どもが壊れていく
第3章 見えなくなっている添加物
第4章 添加物まみれにした犯人はだれ?
第5章 じゃあ、なにを食べればいいの?
終章 添加物から見えてくること引用:なにを食べたらいいの?
添加物が体によくないことは分かっている。
と思っている人は多いと思います。
ですが、この本を読むと
それがどれほど恐ろしいことなのか突きつけられます。
上述したとおり、
私はフードコーディネーターの
資格をとるため、食について
学んだ時に添加物についても
ある程度知識を得ることが出来ましたが、
まだまだだったと思ったほどです。
さすが、元、食品添加物の神様と呼ばれていた
方が書かれた本だな、と思いました。
私たちは、なにをどう食べたか?
によってできています。
肉体だけでなく精神や性格や思考まで、
どんな食べ物をどんなふうに食べたかの結果なのです。
今まで自分が食べていた
食品について知ることで
ショックを受けるかもしれませんが、
うれしいことに方向転換することが出来ます。
方向転換できれば、
1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後と
徐々に良い方向へ変わることができます。
また、親子関係や家族関係まで好転した
お話しがこの本に書かれています。
私はその一節で泣いたわけです^^
それと、有機栽培のところでも感動して涙が出ました。
ハムができるまで
ハムを使ったお料理は
たくさんありますよね。
ハムエッグ、サンドウィッチ、
そのまま食べたり。
特に子供は好きですよね。
「なにを食べたらいいの?」に、
豚肉からハムが作られる工程について
書いてあり、かなり衝撃でした。
というのも、100キロの豚肉から
160キロのハムをつくるからです。
増えてるんですけど!
その魔法の工程ですが、
加熱すると固まる添加物を
豚肉に注射器で打ち込み、
機械で肉をもんで内部へいきわたらせる
ことで100キロだった豚肉が
160キロになるというのです。
また、ハムの材料表示に、
牛乳、小麦、卵、大豆などが
書かれていることに疑問を持つ母親からの
質問に関連して、それらの食品から添加物に
必要な成分だけを抽出して
添加物に使用する手法だと書いてあります。
この母親のように、
ハムなのに、これらの食品が
使われているのは不思議だと思う
感覚は大切で、その手法を本書で知ることができます。
添加物まみれの食品が増えた原因
添加物はまるで魔法の粉のようです。
ジュース、お菓子、カップめん、
冷凍食品、ありとあらゆる食品に含まれています。
食品添加物が入っていない
食品を探す方が大変なほどです。
どうしてこんなにも添加物ばかりの
食品が増えたのでしょうか?
企業の利益追求と
私たちが便利さを求めることとが
一致したから、これらが主な原因では?
お料理好きな母親もいますが、
レンジでチンする母親もいます。
レンジでチンする前の時代は、
お料理好きではない母親でも
なにかしらお料理をしていました。
また、少子化で働き手が減ったこと、
女性も活躍する社会を推奨する時代になり、
幼子を預けて働く主婦も増えました。
外へ働きに行くため、
お手軽なお惣菜、
レンジでチンするお手軽食品が人気です。
手料理をする時間が限られていますからね。
この本には、
それらについても触れています。
母親であれば、
はっとする一節もあります。
子供がいない私でも
はっとしたくらいですから、
子供を持つ母親であれば胸をうつことと思います。
有機栽培を買える人はどんな人?
有機栽培の野菜を買う人は、
健康に気をつけている人や
金銭的余裕がある人だと思いがちですが、
この本で、違う視点があることに
はっとして安部さんの感性に感動しました。
その一節は、
第4章の添加物まみれにした犯人はだれ?
の小見出し「有機栽培を買う資格」にあります。
完全無農薬や有機栽培をつくられている
農家さんたちに感謝でいっぱいになります。
お手軽食品と家計
健康のことを考えて、
なるべく体にいいものを食べたい。
と思う人は多いですが、
「でも、お金のことを考えると無理だわ。」
と言い出す人がいます。
ですが、本当に無理なことでしょうか。。。
この本では、家計についても触れています。
健康について書かれている本は
たくさんありますが、
家計にまで触れている本には初めて出会いました。
この本を読むと実践できそうだと思えてきます。
例えば、有機栽培など、
農薬を使った野菜よりも多少お値段が高いため、
我が家では無理だわ、と単純に
思ってしまう人が多いですが、
実際は逆なことがわかります。
私の場合、完璧に体にいい食品だけを
食べているわけではありませんが、
調味料は添加物がないものに
決めていますし、 野菜は手に入るときは
完全無農薬や有機栽培の野菜を買っています。
チョコレートはココナッツオイル、
カカオ、ステビア、ナッツ、
塩などで手作りをしています。
時々、お菓子も食べますが、
あきらかに体に悪そうなお菓子は食べません。
そのため、スーパーに行くと、
買う食材が決まっているため、
余分なものは買わないようになりました。
ですので、レジに並んでいると、
私のカゴには数点しか入っていません。
それに比べて、他の方たちのカゴは
野菜、生鮮食品の他、冷凍食品、
パン、菓子であふれています。
単価は私の方が高いかもしれませんが、
トータルコストでは、私の方が金額は低いです。
また、健康的な食生活を続けていると、
味覚も変わるし、余分な食品を買わない
ようになります。
これらについても、本に書かれています。
まとめ
なにをどう食べるか?は
私たちにとってとても重要なことです。
ハッピーになることもできるし、
最悪の場合、死にいたることもあるからです。
その重要性に気付かせてくれる
1冊が「なにを食べたらいいの?」でした。
私は食について学んだことがありましたが、
この本で、更に深く知ることができました。
食品を買うときに
成分表示を見るクセをつけて実践すれば、
食生活やライフスタイル、
人生までも変えることが期待できます。
食品添加物の本で涙を流すとは
想像すらしていなかったです。
お子さんをもつ母親、
健康になりたい人には参考になりますし、
コンビニ大好き、お手軽大好きな人にも読んで頂きたい本です。