先日、海外出張へいってきた職場の人が、
「お土産を買ったけど、今日は持ってこれなくて・・・。実は、スーツケースが行方不明で、探してもらっているんです。」
えっ、4泊の出張なのに?
機内持ち込みサイズじゃないの?とびっくりした私に、
「荷物がおおいから~。」
機内持ち込み派のビジネスマン
日頃、荷物がおおい人は旅でも荷物がおおいけど、いつもな少ないのに、旅や出張となると大荷物になる人がいる。
旅先ということで、もしもの場合に備えてしまい、ついつい荷物がおおくなってしまうとか。
女性は荷物がおおくて男性は少なそうなイメージがあるけど、案外そうでもない。
海外出張へ数百回、アメリカだけでも100回は出張している職場の男性は荷物がおおい。
一方で、近所のジムに行くような小さなバックで出張する人もいる。
その二人が一緒に海外出張をしたとき、前者の荷物がおおい男性は、後者の人の荷物の少なさにびっくりしてウケたようだった。
だけど実際のところ、一流のビジネスマンほど荷物が少なく、機内持ち込みサイズのバックで出張するものだ。
その主な理由は以下の3つ。
- 紛失を防ぐため
- 荷物待ちで同行者を待たせないため
- ターンテーブルで荷物待ちの時間ロスを防ぐため
紛失すると時間ロスになり仕事にも悪影響が出る懸念があるし、タイムイズマネーだからタイムロスは回避したいのだ。
対照的な友人たち
女性は荷物がおおいから、機内サイズなんてムリムリ~ということはない。
友人Mの旅の荷物はいつもコンパクト。
とってもお洒落でセンスがいいから、着替え用の洋服もたくさんスーツケースに詰め込みそうな印象があるけど、まったく逆。
組合せも上手だからか、着た切りすずめの印象もない。
だけど必要なものは揃っていて、「××を持っていないから貸して~。」と言われたこともない。
一方で、友人Aはいつも大荷物。
ある時など、私の家に泊まりがけで遊びに来た時、大きな荷物でやってきて、また数日後に来るからと、その大きな荷物を置いたままにしていたこともあった。
海外旅行へ行った時にも、大型サイズのスーツケースで現れたので驚いたことがあった。
スーツケースの中にはストレッチに使う大きな道具が数個入っていた。
たった数泊の旅行でも、それらの道具は手放せないようだった。
彼女は、『絶対』や『完璧』が口癖。
自分がとりくむことには手抜きをしないのは立派だけど、少しでも気に入らないことがあると、あれさえなければ完璧だったと自分自身にムッとなる自分にきびしいタイプである。
だから、旅先だろうが自分がストレッチをするのにいつもの道具が必要となれば持参する。
手抜きをしなくてやり通しつつ、予想外のことが起こった時に、柔軟な考えをもつと理想的だな、と思ったりする。
人生はなにが起こるかわからないものである。
想定外の出来事が起こった時の思考や対応の仕方で人生は変わってくるので、日頃から柔軟性があった方がいい。
荷物と不安は比例する
荷物がおおいのは、何かあったときのことを考えて、あれも必要、これも必要となり、結局大荷物になるわけだけど、大荷物になるのは、心に不安があるから。
旅への不安だけでなく、常に心の中に不安があるから。
対照的に、荷物が少ない人は、不安なことは頭にない。
頭にないから引き寄せることもない。
もし予想外のハプニングが起きたとしても、そのときに対処すればいい、なんとかなると思っているものである。
モテたいなら小さなバック
婚活中だったり、モテたいなら小さなバックをもつことをおすすめする。
休日に街でデートをしている女性は小さなバックをもっているものだ。
中身は、お財布、スマホ、ハンカチ、化粧直しのファンデとリップくらいしか入りそうもないくらい小さなバックをもっている女性が多い。
小さなバックは体形とのバランスもよく、女性のかわいらしさを惹きたててくれる。
実際、男性ウケがいいのも小さなバック。
男性は女性の役にたちたい、ヒーローになりたい願望があるので、用心に備えて大きなバックを持ち歩く女性よりも、必要最小限の小さなバックを持っている女性に対して、自分が活躍できそうだと無意識で好印象を抱くのだ。
まとめ
心の不安は持ち歩く荷物の大きさと比例する。
用心のためにと荷物が多くなるのは不安を抱えているから。
不安じゃないよ、大丈夫だよ、となかなか思えない人は、思い切って荷物を一つずつ減らしてみる。
用心のために大荷物になる人は共通して必要ないものを詰め込んでいることが多い。
一つ減らして外出したり旅行へ行き、必要なかったと思えば安心する。
万が一、それが必要になったとしてもなんとかなるものだ。
そのときに笑えるようになっていれば不安はだいぶ減っている。
不安が小さくなると人生は変わる。