出典:pixbay
世の中には、朝型人間と夜型人間がいます。
ほとんどの人はこのどちらかです。
朝型人間は評価が高く、
「成功者は早起きだ」
「成功したければ朝型人間になろう」
とか、早起きは三文の得などということわざまであります。
それに比べて夜型人間を絶賛する声は聞こえてきません。
早起きが三文の得にならないタイプ
書店へいくと、必ずといっていいほど、
朝型になろう!のようなタイトルの本を見かけます。
まるで、夜型人間は成功しないとでも
言われているかのような印象をうけるほどです。
そのような情報が入ってくるからなのか、
昔から朝型人間に憧れていました。
日の出とともに起きて、
一仕事終えてから朝食をとり、
それから出勤するとか。。。
朝はとても集中できてるので、
朝の時間だけで一仕事しています。
などと聞くと、
「うらやましー。」
とずーと思っていました。
そして挑戦もしてきました。
時々なら体調も平気なのですが、
毎朝となるとかなり疲れが出てしまっていました。
あるとき、出張で早起きしなければならいときがあって、
その時はよかったのですが、
出張が終わった翌日などに体調が悪くなってしまい、
上司に「大丈夫?」と聞かれ、
「最近朝が早かったのも影響したのかもしれません」
と答えたところ、その上司から
「えっ、5時代に起きるなんて早起きじゃないけど。。。」
と言われました。
その方は、毎朝、
早朝に起きてランニングしているので、
5時に起きるなんて早起きの部類に入らないようでした。
世の中的には、早起きする人は
さわやかで優秀で仕事もできるイメージがあり、
朝が苦手な人はだらしないとか、
ネガティブなイメージがあるためか、
「朝早かったから、、、」
と言った自分が恥ずかしくなったのでした。
私は典型的な夜型で、朝が苦手なんです。
どれくらい朝が苦手かと言いますと、
銀行の窓口に間に合わないくらい苦手なのです。
今では窓口に行けるまでになりましたけどね。
銀行の窓口の〆切って15時です。
15時までに銀行へ辿り着けないくらい朝が苦手だったんです。
失業保険をもらっているときなんて、
受付が9時とかで、月に1度、
朝9時にハローワークへ行くのがとても辛かったです。
飛び起きて、寝ぼけたまま出かけていたものです。
ときには、顔も洗わずに。
本屋へ行くと、
朝型じゃないと成功しないような本が並んでいるし、
世間でも、朝型が褒めたたえられているし、
この時点で私はダメダメだ・・・と思っていました。
ですが、朝型にとらわれることはない!
という結論にいたりました。
朝型か夜型かは生まれた時間で決まる
朝型人間と夜型人間は、
生まれた時間によって決まることを知りました。
朝に生まれた人は朝に強くて、
夜型にかえようと思って挑戦しても大変だし、
逆に夜型の人が朝型になろうとしても大変なのだそうです。
そういえば、夏生まれは夏に強くて、
冬生まれは冬に強いとはよく聞きます。
朝型と夜型もこれと同じなんですね。
生まれた季節によって得意な季節が
あることは世間にも浸透しているのに、
どうして生まれた時間については
情報がないのか不思議だったのですが、
その理由は、ほとんどの人は自分の
生まれた時間を知らないからなのだと思いました。
誕生日は誰でも知っていますが、
自分の生まれた時間を知っている人って少ないですよね。
母子手帳を見ないとわからない人がほとんどだと思います。
私は以前、占いで生まれた時間が必要だと
言われたことがあって、
母子手帳を見たことがあるので、
自分の生まれた時間を知っていましたが、
切っ掛けがなければ、今でも知らないと思います。
私は夜生まれなので、
朝が弱いのはどうしようもなくて、
本人の努力ではどうしようもないことがわかったので、
あんなに朝型に憧れていたけど、
「もういいわ~」
とあきらめました。
あきらめたというか、
なーんだ頑張って朝型にならなくていいんだ、
「やーめた~」
って感じです。
友人や同僚にも聞いてみましたが、
やはり生まれた時間を知っている人は一人もいませんでした。
そのかわり、夏と冬のどちらの方が
好きなのか聞いたところ、得意な季節と生まれ月が
ぴったりで当たっていました。
夏生まれは冬より夏が好き、
冬生まれは夏より冬が好き、となったのです。
なので、たぶん、生まれた時間によって
朝型と夜型も当たっていると思います。
朝型神話
ときどき、話題になるサマータイム。
日本でも導入してはどうかと、
数十年前から話題にのぼっていますよね。
サマータイを導入することで、
電力などの省エネもできるし、
仕事の効率もあがり、
早く帰宅して家族との時間ももつことができる。
といいことばかり並んでいますが、
夜型人間によっては苦痛の毎日になるので、
導入してほしくないです。
ですが、世間的に、朝型はイイ、
夜型は怠け者のような朝型神話があるので、
「朝がつらいなんて怠けている。」
「そのうち朝型に慣れるよ。」
などとつっこまれそうです。
かつては、お酒は飲んでいるうちに
飲めるようになる神話がありましたが、
今では飲み続けてもお酒に強くはならず、
アルコールを分解できないため体質的に飲めないことが浸透してきました。
そのうち、朝型神話も崩壊してくれればいいのにと思います。
ナショナルジオグラフィックの記事によると、
成人の3割は夜型人間であり、
サマータイムを導入することにより、
体内時計からみても夜型人間は適応することが困難で心身の不調を起こしかねないこと、仕事の効率も落ちると書かれています。
また、ロバート・C・フルフォード博士の著書
『いのちの輝き』には、
朝型人間は早朝勤務、
夜型人間は深夜勤務にしたところ、
安定した生産をおこなうことができたと書かれています。
フルフォード博士は、
オステオパシー(代替医療)の先生で、
先生の推察では、
人は生まれたときの時間帯によって
朝型か夜型のどちらかだと書いています。
研究もおこなわれているそうです。
まとめ
世間では、朝型を絶賛する傾向が強く、
成功するには早起きの風潮があります。
ですが、夜型人間が朝型人間になろうとすると
体調不良になることもあります。
ですが、そんな自分はダメダメだなんて落ち込まなくて大丈夫です。
朝型人間と夜型人間は、
生まれた時間によって決まるからです。
自分の生まれた時間を知る人が少ないこともあって、
まだ世間には浸透していませんが、気にすることはありません。
夜に強くて朝に弱いのなら、
夜に生まれた可能性が高いので、
自分は夜型なんだからムリして朝型に変わろう、
などと頑張らなくてもいいのです。
夜型人間は、夜になると目が冴えるので、
仕事の効率もあがります。
世の中の人全員をひとくくりで考えるのは
もうやめていいのではないかと思います。
人には得意不得意があるので、
みんなが自分にとっての得意を伸ばしていけば
もっと発展するのにな、と思います。